マスク2枚の大きさと、国民の反応!
石井竜也
20.04.07 18:24
「あのマスク、顔が大きく見えるわ」「小さくねえ?」「汚い様に見えるよ」「貧乏くさい」「古くさいよね?」・・・嘆かわしいね、全く自分しか考えていない。たったマスク1枚が、困っている人の助けになることを、忘れたんですか?洗って使えるマスクがあるなら、救われる人がどれだけいるか。「あれだったら、自分で作るよ」へえ・・・作ってみてよ!作ってから、文句を言ってください!いいですか、先のことをも考えないで、予算を使ってると思っていますか?マスク2枚でも、無いよりもあったほうが機能するからに、他なりません。病院で働く、ギリギリの攻防を繰り広げている人たちが、どれだけいると思いますか?その人たちに、マスクは、一番に届けなければ、なりません。医療崩壊とは、患者数が激増して、病院がパンクすることだけでは無いんです。医療に携わる人々まで倒れ、病院の機能が損なわれてしまうことのリスクの方が大きいのです。今のアメリカがその典型例です。だったら、買える人は黙って、買えばいい。あれは、買えない人たちに普及させる様に作った、ギリギリの対策です。そのかっこ悪いマスクをどれだけの人々が待ち望んでいるかわからないで、物事を論じる人が多すぎるんです。日本人の民度もこれまでかと・・・。医療現場には、東芝さんや、その他大きな企業が自分の工場にある機材を使って、不眠不休で、マスク製造をしています。自分がコロナにかかるのを覚悟しなければ、研究所には入れません。来年に延ばしたオリンピック・パラリンピックも、きちんとした対応と日にちを出さなければ、また一年延ばせることに、日本人の時間とお金、礼儀を重んずる性格上、法案は決定できないんです。もちろん、選手の皆さんのこともありますが、来年も無理です。これは、大人なら、わかるでしょう。これからが、感染爆発の要注意となる期間となるから、緊急事態宣言も、出すんです。五月六月は、この新型コロナウイルスのピークとも、言われております。こんな差し迫った恐怖に、神様でもない人間たちが、短期間で打ち勝てるわけがないでしょう。そういう、「自分たちの内面から、考えてみる良い機会です!」と僕が言ったのも、自分の奢り、誰かがやってくれるだろう!という人生の無責任状態、これが、こういう時に、安否を分けてしまう、指標になるんです。さあ、想像してください、今、貴女は、病院の看護師です。無数に運び込まれる重篤な患者さん発する、鈍い咳込んだ苦しそうな空気、まず、医療従事者なら、ここに飛び込まなくちゃならないんです、自分の家には、中学生の年頃の娘もいます。でも、お母さんとして、ウイルスの巣窟になった場所には、飛び込めません。あくまで、気力を中心に、自分のことは、二の次にしなければ、こんな場所には、飛び込めません。そこは、凄まじい光景です。廊下にはみ出す患者の群。次々に、人間の死を、見取らなければなりません。後悔なんてしてる暇はないのです。考えてみたら、3日間、ろくに寝ていません。この様な状況で、胸を掻きむしる患者さんを押さえて、呼吸器を喉に差し込んでいく。こんなことを、彼らは毎日行なっているんです。しかも、患者さんに立ち会える家族はいません。最後の言葉くらいかけてあげたいと、訴える家族を、必死で、外に出さなければならない役目の医療従事者も、いることでしょう。しかも、亡くなっても、この寒空の下で、名前を大きな声で呼ばれ、「ご臨終です!」と言われて、泣き崩れる家族は、ご遺体にも近づけないのです。火葬されても、火葬場には入れません。こんなことは、病院に働く従事者がわからないとでも思いますか?・・・言う方のみにも、なってあげてください。今現在、守るべきは、貴女です、そして、医療従事者たちの心です。世界で、コロナにより、亡くなっていった医療従事者がどれくらいいるか。「考えることから始めよう」は、危機的状況の渦の中に、巻き込まれている人々の気持ちも、察してあげましょう、ということです。恐れず、騒がず、もらえるものには文句を言わず、自分の出来る限りを、守る!・・・・これが、日本人です!