全ての物は
美惠
21.02.26 16:35
森羅万象
何故か森羅万象と読む、聴く度に、全ての物は無と思ってしまうのです。
この世に存在するすべてのもの、起こるすべての出来事は、一人一人が描く、思考だと感じています。
目を凝らし、耳を澄まし、心で感じて今ある出来事を見つめるのですが、矛盾だらけで、何が正しいのか一切わからず、何がしたいのか、どこへ向かいたいのかまるでわからず、逆さまにひっくり返した天井を歩いているように出来ています。
楽になりたいと訴えながら、自分で苦しめ、そうなりたくない事に自ら向かい、それが叶い実れば、ああでも無いと喚きあがいています。
とてつもなくおかしなことを言ってるように思いますが、分からなければ時間の感覚を考えれば良いのです。
時間、ものすごく長く感じる時と、あっと言う間と感じる時、同じ時を過ごしていても、一人ずつ違うのです。
あって無いもの。
時間だけではなく、この世の全ての物がそうなのです。
心が描く物が事象として起きている。
人を削減し、触れ合いを減らす、効率を優先させた結果、今距離をとらなくてはいけない事態になっている。
誰かを引きずり下ろす集団意識、それが職を失い生きていけない今を作っている。
もしかしたら、家にいる時間が増えたのは、もっとゆっくりしたい家族と過ごしたい、そんな風に描かれた思考が叶った結果なのかもしれません。
何が正しくこの先どうすれば良いのか分からなくなったなら、大きな自然、小さな生き物を見つめれば、答えがあるように思います。
人をよりずっと本来のらしさを大切に生きている。
とても宇宙、それを造られた神様に忠実に生きている。
物を持ち、無駄に知識を増やした人よりずっと思考力が高く、生きる を大切にしている姿にきっと未来への鍵が隠れていると思います。