愛情で見落とさないように
美惠
21.05.04 22:14
これは、読めば気分を悪くされる方もいると思いますが、心に残って仕方なく書こうと思います。
SNSで、石井さんのサインを売られた方を、最初から売るつもりならもらわなければいいと呟いた人がいて、それに連なるように厳しい意見が呟やかれてるのを目にしました。
一瞬、確かにお時間と手間を頂いたものを何故売ってしまうのだろうとは思いましたが、責めるのも違うのかなと。
この時期です。少し前は全く違う生活でした。こんな状況の中、大切な宝物さえ手放さなくてはいけないこともあると思うのです。どんな状況になってもおかしくないです。それを手放さず途方に暮れてしまうなら、少しでもそれを支えにしてくれるほうがいいと、石井さんも思うのではないかなと思いました。
もし叱られた責められた呟きを目にしたら、大切な宝物を手放した上、もう好きでいることも悲しくなり楽しみも一つ消えてしまうと思います。
もっと考えてみれば、それはコロナに関わらず誰もが隣り合わせだということ。いつどんな事情で生活が困難になるかわからない。それは、金銭的なことかもしれないし、肉体的なことかもしれません。どちらも絶対はないと思います。
私がこんなふうに思うのは、どちらも経験しているから。裕福さも貧困さも健康も健康を失ったことも。
私は石井さんがとても好きです。もし、本当に最初から売るつもりだったならそれは悲しいです。でも、理由を確実に知る訳ではありません。だからこそ他に何か理由があったのかなと考えたいです。
角度を変えてみる。自分に置き換えてみる。それは全て石井さんにおそわったこと。文章などではっきり書かれている事もありますが大抵は、曲や作品、衣装やセット全ての事に直接的な表現ではなく、裏の意味をもたせ伝えてくれているように思います。
もしかしたらお叱りになった方々は確実に理由を知った上でだったのかもしれません。それなら申し訳ございません。
私は、たまたまこの事柄を目にしました。きっといつでもあらゆる角度から物事を見るんだよと念を押すために出会わせてくれたのだと思います。なので、瞬間の気持ちだけで見落とさないように、ちゃんと違う角度からも見つめる事を忘れないようにしたいです。