この時代を考えよう。
石井竜也
21.05.21 05:17
中東でまた、ミサイルの応戦が始まってしまいました。イスラエルの戦闘能力には目を見張るものがあり、一方のパレスチナは、いまだに貧しい国です。この諍いは、おそらく歴史に関係なく、終わらないのでしょう。宗教、国土、主義主張、民族的諍い・・・可哀想なのは、この戦いで、死んでいく子ども達です。どんな戦争、暴動でも、いつも犠牲になるのは、弱い立場で、何も関係の無い人たちです。同じようなことは、実はこの新型コロナが始まってすぐに、世界各地で起こりつつあります。今や世界各国が時差で「鎖国」を行なっていると言ってもいいでしょう。日本はたまたま、徳川家の時代で300年の平和を保ち続けましたが、明治維新からの流れは、軍国主義に様変わりしていきます。古い文化まで、自分たちで消し去り、西洋諸国に追いつけ!とばかり、戦争に次ぐ戦争でした。日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦と戦いに明け暮れ、国内は軍事力のために国民を誘導していきました。確かに、戦争特需に湧く国内産業も、それまで培ってきた日本の技術が功を奏し、一見、大日本帝国は、栄に栄えている様相を呈していきます。やがて、昭和を迎えたい日本は、第二次世界大戦に突入していくわけです。あの時代にはすでに、アメリカは、超巨大国家になっていましたから、この軍国主義なる怪物は、どれだけ日本人を変えてしまっていたんしょうか。思うに、そのころの日本人は、どんな大国であろうが、日本の侍魂を持ってすれば、負けるはずがない!と、思っていたのでしょうね。朝鮮半島と日本の関係も、世界の混乱と同じように、最悪の泥試合になってきました。これで五輪?・・・目が点になってしまいますね。やれるなら、今まで血を流す思いで、オリンピックを目指してきたアスリートの皆さんには、本当にきつい思い出になってしまうでしょう。世界的疫病の恐怖はワクチンを打ったからといって、100%安全です!何て、言い切れませんからね。まだまだ変異種が出てくることでしょう。思うに、五輪をやるにしても、今の政権の国民への説明が、まだまだ足りないように思います。もう少し、国民の身になって説明するべきです。厚生省や、保健所には、細かな説明がなされていますので、そちらを見てください・・・って、国民は、国の中枢が何を考えて、どんなふうにオリンピックを開催するのかという、具体的な提案が聞きたいだけだと思うのです。この世の中の恐怖は、目に見える恐怖から、目に見えない恐怖に変わりました。デジタルの世界も、同じこと。何が良くて、何が悪いのかが、とてつもなく難しい時代に突入したわけです。言い換えれば、これから、何が良くて、何が悪い行動なのか?を書き換えていかなければならない時代に入ったのだと、僕は思っています。この状況の時代に生きて、大人として、子ども達に対して、ことの善悪がわからなくなってはいませんか?この疫病騒ぎを利用している、会社や人、国もあるでしょうし、あったとしても、目に見えないものの、戦いを、僕たちはどうやって乗り越えたらいいのか?目を凝らせばわかるようなことじゃないだけに、不安は募るし、未来は見えませんよね?エネルギーやテクノロジーなど、すでに、変わりつつある世界では、怖がらせるわけではないですが、何が起こってもおかしくないですよね?せめて、人の心を忘れずに生きていきたいものです。