11.05.08 11:14

ここに来ている皆さんのお言葉は、僕にとっての、今の状況を現実的に感じ、そして、力強い人間の可能性を感じられる、ただ一つの場所です。ここで、奮起して、ここで愛情をいただいて、こんなにコンピューターの画面に勇気付けられた事はありません。「ふるさと」は、ひどい状況になってしまいましたが、まだまだ、あきらめてはいません。文化復興社会学部の学生による六角堂の再建築構想が進んでいるようですし、風光明媚なこの場所を、リゾート地として整備する計画もあるようです。なんせ、風評被害と、魚の生態系が完全に変わってしまい、ここでの漁業は、壊滅状態と言っても過言ではありません。だけど、きっと、原発の被害さえなかったら・・・と、いつも恨みばかり言っていても、それを容認していた自分もいる訳で、「気がつかなかった」じゃすまされないでしょう。あれだけ危険な物体がこの近隣に乱立していたとは・・・。とにかく、今は、死を覚悟して、必死に作業している人たちの事を少しでも応援してあげなければなりません。彼らは、自分の事など考えていないと思います。「俺がやらなければ、この国がダメになってしまう」という使命感に突き動かされて、乗り切ろうとしている訳ですから、これは、本当にもの凄い勇気と精神力だと思います。この機会に、我々も、この国のあり方や、考え方を大きく変えなければならないのではないでしょうか？