十艘のカヌー
のんこ
21.06.20 15:16
アボリジニは目に見えぬものの存在を生活のすみずみまで生かし、自然の摂理に従って生きて死ぬことを実践している。それが映画に表現されており、そのようなアボリジニの死生観や人としての在り方を羨ましく感じる自分がいました。
私を含め、いかに現代人が目に見えぬものを生活から分離して考え、蔑ろにしてきたのか?科学・経済至上主義に嫌悪感を抱き、頭では自然との共生だのスピリチュアルだの「お天道様がみてござる」だのと思いながら、やはり実践できていない。
しかしながら、アボリジニの死生観で人生を送ったら、この掲示板に書き込むこともできないし、石井さんの歌声を聞くこともできない。おそらく。
それでは困ります。
ユーモアと利他愛を忘れず、私たちが生まれたこの時代、この世界を生き抜くしかないのだな、と思います。
そのためには、石井さんが仰る「考えることから始めよう」、そして石井さんが様々な活動をとおして形にしているように、私たち一人ひとりが、自分にできることを日々の生活で実践していくことが大切だと思います。
消費者として、保護者として、労働者として、市民として、国民として…この社会で生きていく中において、一人ひとりに様々な役割がある。その役割を最大限生かす手はないと思います。
アボリジニにはアボリジニの生き方がある。
日本人には日本人の生き方がある。
『十艘のカヌー』の映画で、自分の生き方を省みることができました。
視聴の機会をくださった石井さん、ありがとうございました。