今度は、世界各地で大地震!
石井竜也
21.07.27 17:35
イタリア、ドイツ、オーストラリア、ペルー、カリフォルニアでも、大きなの地震とそれによる地滑り、長雨による土砂災害も見当もつかないほどの数が、世界中で巻き起こっています。フランスでは、異常気象の連続です。一気に300ミリとかを超えるような局地的豪雨が襲いました。雨による地盤の緩い場所から崩壊は始まりますから、そこに大地震というのは、かなりの危険度です。皆さんは、日本に住んでいるので、雨の中で起こる地震が、どんなことを起こすか?とかは、すでに、理解しているでしょう。日本はこの300年くらいは、文化・文明の発達と一緒に悔しい思いをしてきたので、ある程度の覚悟と、その処置能力、「ある種の潔い諦め」のようなものが備えられていると思われます。日本人の精神の中にある、物言わなくても察する力の発達は、この大自然の「荒ぶる神」の「みわざ」には、どうしようもない!という教えを、先人からのDNAとして受け継いでいると思います。「空気が読めない」なんて言葉は、表現は違えど、今の若者でも使う言葉でしょう。実はこの言葉、平安時代から使われていた言葉なんです。職人では「場を読めよ!」なんて檄をとばされていたし、商人においては、「いやいや、今日は、お天気も良く・・・」など、武士にも「此奴無礼不届、場をわきまえい!」なんてね、渡世人の配下ですら、場の雰囲気を乱すものを「やぼ」という言葉に変えて、本人には、わからないように使っていたんですね。農民でもありました、おそらく農民の読みが一番鋭かったと思います。彼らは、自然との関係性を重視することで、その力が強い人を「長老」として、崇めていました。村の集まりでよく言われた言葉は「豊作になるものとあまり出来が良くなかった作物を、出来高」と、読んでいました。嘘をつくのではなく、その時期にいい言葉を発することで、お互いの勇気を高めていったんですね。ですから、災害の時にそのDNAは顕著に出ます。俺なんかは、よくおじいちゃんに、「うるせーーー!口動かすなら、手を動かせ!」なんて怒鳴られていたもんです。空気を読んで相手の目が怖気付いているか、平常心であるか、はたまた恨んでいるか、怒っているか、こういった表情ではなく、一歩手前の精神状態を見極める力がついたのでしょうね。今回のコロナ騒動でも、日本人のワクチンの摂取率がまだまだ多くないというのは、以心伝心で、「これはまだ発展途上のワクチンであること」を、無言で教えあっているように思うのです。ワクチン摂取をしている人としていない人を、これほど寛容に許している国って他にはないです。そのかわり、本人ができる、あらゆる対策は几帳面にやっていると思います。さて、今回の世界規模の地震や、異常気象現象の多発と言っても、ほとんど世界中で起こっていますから、ここには紹介できないくらいの酷さです。僕が恐れているのは、あの国から、また新しい病原菌が出てくるのではないか?或いは新しい病気がとんでもない国から巻き起こってくるのではないか?という恐怖です。神様、お願いですから、コロナより酷いものは、これ以上の疫病を蔓延させないでいただきたいのですが・・・。と、思わず、手を合わせてしまいますよね。この気候変動というべきなのであろうか?と迷ってしまうようなディザスターの多発は、おそらく、地球規模の変動機に入ったのかな?と僕は考えています。この一月で噴火した火山が13個もあるなんて、これは気象だけでは、説明がつきません。今までの大陸プレートだけでは、説明がつかないのです。おそらく、地質学者でも見逃していた幾つかの要因が引き起こしている、地球内部の問題ではないかな?というのが、僕の見解です。オリンピックは、この先どんなふうに言われるのか?興味がありますが、一つだけ言えるのは、世界中が疫病と大自然災害に苦しんでいる時に、スポーツの祭典をのんびりやっていた国として、憎まれるのだけは、いやですね。我々だって、悩みに悩んで、国の経済までも犠牲にして、開催したことだけは、覚えておいてほしいものです。