地球と人間の関係
石井竜也
21.08.11 01:43
こんなことを言うとまた、石井は大袈裟なんだから!とか、怒られちゃうかもしれませんが、これは決して大袈裟なことではないのです。例えば、この100年で、人間のために、あるいは人間が無意識に出したゴミの影響で、絶滅させられた動物が何種類になるか、ご存知でしょうか?もっと、違う言い方をしてみると、捕鯨国をやめた日本を、世界は非難し続けましたが、欧米諸国の200年前の捕鯨方法・利用方法などを見ると、ほとんどが、鯨油のためだけであることがわかります。骨まで利用させていただいていた日本とは、鯨様に対してのリスペクトが違いすぎるのです。しかも、捕鯨と言っても、数が違いすぎます。確かに、日本では、昭和初期には、捕鯨国にあるまじき量を殺していた経緯がありますから、偉そうなことは言えません。でも、捕鯨国を名乗るのであれば、海の生物体系を調べて捕鯨を行うのは、当然の鯨さんへのリスペクトが違いすぎるのだと思うのです。IWC(国際捕鯨委員会)からの日本脱退は、心を近代化させて、人間の食べること、魚との兼ね合いを図りながらの、いわゆる「間引き」は、自然均衡を崩壊させてしまった動物への、人間ができる唯一の義務なのです。アフリカでは、象の数で苦しんでいます。一旦自然界のバランスを、可愛いだから!とか、気の毒だから!とかの安易な理由で、保護したり、乱獲したりすれば、自然のサイクルは、もう二度と戻りません。それは海にも言えることなのです。一日8トンの食料を平らげるシロナガスクジラが増えれば、サンマやイワシなどの人間も食する魚は減少するのです。日本はそのことを、IWCに捕獲作業をしながら、データを毎年のように、提出してきたのです。ミンククジラが増えすぎてるとこうなります。とか、マッコウクジラの生態研究、セミクジラの自然界同士での極端な密度の生態系がもたらす、これからの人間の食べられる量の危機感・・・など、数え上げたらキリがないほど、日本の研究者達は警鐘を鳴らしていたのです。みなさんは、なぜ、あれだけのジャンプをしながら鯨が泳ぐのか?わかりますか?あれは、陸地との距離を測っていると言われています。ですから、サメや、危険な魚が回遊する円ようには、鯨の通る道はないのです。南氷洋でオキアミをたらふく食べて、生殖行動を終えた鯨達は、北上して、温暖なアメリカ沿岸の大きな湾で、子供を産み、子供達がある程度の体力がついたら、南氷洋に向かう旅に出るのです。オス達は、自分たちや親子の母鯨や子供達がサメに狙われないように、比較的安全な、陸地が近い、近海を泳いでいくのです。ところが、僕が恐れている、地軸の逆転までいかなくても、磁場の狂いから、ミンククジラに最初の悲劇が世界中で報告されてきました。何百というミンククジラやイルカなどの自殺のように見える、陸地への打ち上げ事件が世界中で多発したのです。近年では、とんでもない大きさのセミクジラや巨大イカとの格闘でお馴染みの、ハクジラ類に属するマッコウクジラなどが、次々に、浜に打ち上げられる事件が、異常なくらい多発しています。これは、海の中で何かが起こり始めているか、この狂い始めた世界的規模の気象現象にも当てはまる「途轍もない海洋変化」が起こっているか?のどちらかです。最大体長34メートルを超える地球最大の哺乳類シロナガスクジラの大繁殖ということも、異常なことなのです。要するに、地球の資源や、動物自然界に秩序を保ってきた、この数億年の決まりごとを、人間は100年程度であっさりと破壊させてしまったのです。我々が当たり前のように口にする、人工肥料と、無理やり大人にするために人工的に作り出されたホルモン肥料をたらふく食べている、肉牛や豚、鶏など、なくてはならないタンパク源も、人間が食べるためにだけ飼育されている現状が、果たして正常なことなのでしょうか?一年に一回しか作れないとうもろこしや麦の種が、商業主義で開発されていることを、みなさんはご存知ですか?アメリカでは、中規模、小規模の農家はありません。そういった国策にそぐわない良質の食肉動物を生産されたくない、あるいは畜産されると困る大富豪達が止めているに他ならないのです。これは何もアメリカだけではありません。世界の広大な国家面積を誇る国は全て行っている、生き残りの戦争なのです。戦争という言葉を使ったのは、日本のように従順に従う国は、遠回しに言えば「いいカモ」なのです。命に対する圧政を行なってきた生物界のトップになった人間が、今や78億人。その数は増え続けているのです。こうなると、自然はどうするでしょうか?地球は何をするでしょうか?はっきり言いますが、地球は、人類のものではありません。デジタルが発達しようがしまいが、地球には何の関係もないのです。地球の作り上げた46億年にわたる命の育成は、人類を豊かにするために地球が用意してきたものではないのです。10分間「スマホ」をみてください。たった20年そこそこの時間で、いろんなことに活用できる便利なAIが、すでにあなたの手の中で病的な光を放ち、今日もあなたの人生をエンジョイさせています。・・・便利さの追求は、キリがありません。この頃のアプリの量は、異常としか言えませんよね。子供達が夢中になってるゲームの世界と、一昔前のパチンコ依存症と、何が違うのでしょうか。後世に残すべきものを、私たちは、尊敬の念をもって残しているのでしょうか。