MIND BBS 〜掲示板〜

嘘と隠蔽、秘密工作の歴史。

石井竜也

22.03.04 06:29

人間の心というのは、恐怖を感じると、途轍もない考えが浮かぶものです。つまり「焦り」ですね。この精神状態では、まず他人の言葉は受け入れられないし、パニック状態ですから、それら側近の言う言葉にも、耳は傾けられないでしょう。そういう国家における権力を自由にできる支配者の精神異常時、人間の判断は、一つだけです。「間違った選択」ただひとつです。
今までの戦争のきっかけも、段々と戦争になっていきました・・・なんてことはなかったのです。もちろん、一党独裁政権の樹立や、強迫観念の強い指導者が国を混乱させてしまうことは、前段階に置いて、準備はされているとは思いますが、戦争の始まりという観点からすれば、「ある日突然」ということになります。これは過去も現代でも未来においても同じように始まるのではないかな?と、僕は思います。結局、焦りの強い国家元首の判断というものは、その人「個人の異常事態」なわけです。そこに「自分が国を動かす責任がある」とか「人命を守らなければ!」なんて綺麗事は入ってはきません。もちろん、そんな精神状態の人間に冷静になって「他国と話し合う」などという選択はないのです。追い詰められる側の論理ですね。
中国もロシアも常軌を逸している状態にあり、いつでも戦争できる準備に躍起になっている状況でしょう。この二つの国は、似ています。まずは自分達が統制しきれないほどの国土を持ってしまったために、細かな目が届かなくなっていると言うこと。それに、主義主張があまりにも強すぎて、それを曲げられない事態にまで、この時代でも陥ってしまっている現実です。人々が個人の考えを自由に発信できる時代において、国中の人々の考えを「たったひとつの考え」にまとめ上げていく事は不可能です。中東諸国の戦争後を見ていると、どの風景も二千年前の遺跡の風景のように感じます。よほどの専門家じゃない限り、その街角がどこの国なのか?なんてことを言い当てられる人はいないんじゃないですかね?僕らは、また、そういう風景を見ているのです。国民弾圧と勝手な契約破棄、裏切り、戦争は、人間の中に潜んでいる、あらゆる悪魔を引き摺り出すきっかけです。同じ言葉、同じ文化でも、小さな子供の命乞いさえも、ひねり潰します。結局、国という概念がなくなるわけです。同じ国の人間でも反対すれば、敵なのです。そんな余裕を無くした超大国に、平和だの話合いなどが通じると思いますか?・・・危険です。日本から遠くで起こっていることではないのです。ロシアは北海道のすぐ上です。しかも日露戦争での遺恨を残しています。宿敵のアメリカの傘下の敵国でもあるのです。同じ事が中国にも言えます。日清戦争の恐怖を中国の上層部が忘れていると思いますか?残念ですが・・・・絶対に忘れてはいません。こういう原理はどの国にも存在していることも、心配の種でもあるのです。ヨーロッパ各国の思惑、強大国の意地の張り合い、化学文明という使い古された満足感、今は、もう21世紀ですよ。それでも、人間は同じ過ちを犯そうと、日々間違った努力を重ねているんです。世界の今までの天才たちの発明や斬新な考え方には尊敬もしますが、これ、全て武器にも転用できる際どさがあるわけです。しかも、本当に使用することによって、どのくらいの犠牲者が出るかなど、まるでお札でも数えるみたいにその成果を楽しむようになってしまうところに、戦争という恐ろしさは、あるんです。そういう考えに染まってしまったら、すでに戦勝国も敗戦国もありません。よくわからない「大義」を振り翳し、段々とアドレナリンの作用なのか?楽しんでいくんです。殺人は人殺しではなく、正義の銃弾になってしまうのです。・・・そうなる前に、何か、平和へのプロセスを考える国家元首が現れてくれることを望みますが・・・残念ながら、そういう人から殺されていくのが戦争の野蛮さでもあるんです。宇宙人が攻めて来てくれないかなあ・・・と本気で思います。

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