MIND BBS 〜掲示板〜

この危ない時にコンサートにこだわるわけ。

石井竜也

22.03.07 23:55

元々一つの国だった国同士が別れたために、そのバランスを失うという事例は世界各地に散在しており、それらの国々は、元々、弾圧されていた時期以上に、憎しみの連鎖を止めようとはしません。それはなぜなのか?と、この頃、考える事が多くなりました。韓国と日本もそうですよね。結局、顔は似ていても違う民族が一緒の国に併合や侵略をされれば、一定以上の内部事情の中で同じ国民として、情報やお互いの嫌な部分をあからさまに見てしまうわけです。いつしか「その記憶を忘れる事ができない人たち」を相手にしていかなければならないのに、他ならないからなんです。これは、アダムとイヴの神話にも出てくるヘビように、間に必ず、仲良くしてほしくない誰かが絡んでいるという事です。ロシアとウクライナは、元々は同じヨーロッパ人種です。しかし、この周辺の国というのは、非常に複雑で、顔も言語も文化も神も違う民族の総合体な訳だったことを考えると、恐怖政治しか、まとめる方法はなかったでしょう。モンゴル系、スラブ民族、ユダヤ人と、もっと細かく見れば、スラブ系ユダヤ人や、ユダヤ系中東人なども含まれます。こうした、あまりにも「価値観の違う国や民族」が併合、または侵略され一つにまとまった時には、必ず、後々になって悲劇が起こりやすくなります。そこが人間の脆さでもあり、動物の本性でもあります。チンパンジーの縄張り争い、またはボスの新旧交代の時の「古いボス」へのメスからの猛攻撃に近いですね。結局、歴史というのは、女性が回しているわけです。女性の支持を集められない霊長類のボスは、駆逐されるか、堂々と戦って死ぬかの二つしか選択肢は残されてはいません。それはロシア側の古いボス、プーチンにも言えることです。彼は、デジタルを信じずに、いまだに紙でのやり取りで国を動かしているボスです。一方のウクライナの大統領のゼレンスキーは、イスラエル以外で唯一、首相とともにユダヤ系で、世界の自由主義陣営にまで浸透している人物になることを選択。ここに、新旧の違いを見て取れるのです。第二次世界大戦を「武士道」と「日露戦争」を譫言のように信じて突進した日本も笑えません。神風で死んでいったイデオロギーの犠牲者としか思えない若者たちのことを思うと、なんと鬼畜な争いをしてしまったのか?という結論しか、出てきません。さて、このような危うい時代に、ヨーロッパでも愚かな選択をしてしまいました。ドイツでは、有名なロシア人指揮者のコンサートを、全て取りやめてしまいました。実は、こういったことが、国のひび割れを開いていく結果になることを、ドイツは痛いほど経験してきた国だと思っていましたが、やらかすんです!人間は。誰々のお友達だから「おーい、あいつはバイキンだぞ〜〜〜!」とか言ってる「いじめっ子」と変わらないじゃないですか?こんな時代だからこそ、文化くらいは、色眼鏡なくいいものはいい!と残すべきです。心に訴えるものを、手酷い光景の実写じゃなく、感動にして、お互いの違いを埋める事ができるはずです。この民族移動は東欧諸国に130万人以上が、避難している状況を見ていると、人の噂は恐ろしいです。「血飛沫を上げて隣のおじいちゃんが撃たれたの・・・うううう」とやせ細った若いお母さんが小さな子供を抱いて言うだけで、ものすごい光景に脳内変換されてしまいます。これは、実写よりも核爆弾級に怖い「憎しみの連鎖」につながっていきます。心の振動や鼓動を合わせるということは、空気により初めてできることです。それが音楽の力でもあります。だから、僕は、倒れるまで歌い続けたいんです。なぜなら、それが一番、平和な抗議だからです。普通、通常の時代であれば人を一人殺してしまえば、それ相応の罰がくだります。しかし、戦争という屁理屈の「大義」を振りかざしただけで、正義とまで言われてしまう人間の愚かさは、四千年前と変わってはいないのかもしれませんね。

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