イジメと戦争
リリィ
22.05.21 22:23
イジメる人の特徴は、自己肯定感が低いことです。そして、承認欲求が強い人が主犯格となりがちです。家庭で承認してもらえないから、外の世界にそれを求めるわけです。他人を虐めることで自分の存在を確認するわけです。しかも、大抵の場合は、一人では何もできない人たちばかりでした。
それが集団となって、虐めてくるんです。
人を傷つけることでしか、自分を支えられないなんて、悲しい人たちだと思っていました。けれども、そうやって自分を守っているわけですから、ある種の生存本能なのかも知れません。
そして、虐める理由なんて何でもいいんです。
私は、父の仕事の都合でほぼ毎年転校生でした。
だから、理由は「転校生」。
目立たないようにしても、ちょっとしたことがきっかけで始まります。
どの学校でもそうでした。
そんなの、あなたの性格や行動等にも問題があったからなんじゃないの?
と思われた方はいませんか?それがイジメの始まりです。例え、何があっても、集団で個人を攻撃することは卑怯極まりないですし、見て見ぬふりをしている人も同じです。イジメは、先生には、見えるわけがないんです。先生に分からないようにしますから。虐められている方が声を上げるのは中々難しいことは想像に難くないでしょう。周りで見ている人が助けてあげるしかないんです。だから、クラス内やグループ内のイジメにおいて、見て見ぬ振りは結構な大罪だと、私は思います。そして、相手に、より強くダメージを与える方法を思いついては試します。そのため、現代の子どもたちのツールはSNSになるんでしょうね。匿名になって堂々と、言葉のナイフで心を切り刻み、リアルな世界では笑顔で接してくる。
イジメとは自分の全てを否定される世界です。
その中で自分を保つことは容易ではありません。
イジメも戦争も、対象が変わるだけで、根本的構造は変わらないと私も思います。ウクライナだけでなく、人種差別、宗教差別、民族差別や性差別など、世界各地で“イジメ”のようなことが起こっています。どうしたら解決できるのか、考える日々です。もちろん、私に何ができる訳でもありません。それでも、忘れたくないですし、遠い国のことだからと隅っこに追いやることもしたくはありません。
今回、少し前の石井さんの投稿を拝読し、両親は私をどう見ていたんだろうと、今更ながらに思います。私は、虐められていることを両親にはバレないようにバレないようにしていました。けれども、両親に報告する先生もいました。両親は、いつも心配そうに私を見ていて、それがまた辛かったです。
家の中には持ち込みたくなかったんですけどね。。。
色々なことをされましたけれど、私が一番ショックだったことは、図工や美術の時間に作った作品を壊されたり、傷つけられることでした。壊れかけの作品を持ち帰ることも、学校のゴミ箱に捨てることもできず、自分で跡形もなく壊してから袋に入れて捨てるしかなかった。壊されたものは、作品ではなく、私の心だった。
壊した人たちには、そんなことは分からないですから。それがイジメです。
戦争も同じです。
街も人もあんなに壊されてしまって、、、
露大統領は“正当”と言ってましたが、こんなことが正当であるはずがありません。
正当であってはいけないです。
正当な戦争なんて存在しません。