生命を脅かしても尚保つべきプライドとは
おちゃみ
22.11.18 02:45
ロシアによるウクライナ侵攻に伴い、ミサイルの破片が参戦国ではない隣国ポーランドに落下し、民間人の命が奪われてしまいました。どちらのミサイルかについて両国ともに1歩も譲らない姿勢を取り続けているようですが、今のこの様子がいちばん見苦しく、辛いものだなと感じます。
もうこの際どちらから放たれたものであるとか、うちのミサイルではないとか、そんなことで意地を通すのをやめて欲しいと感じます。
「進み出したらもう後戻り出来ない」のか、知る由もないですが、自分たちの国の国境線なんてものを勝手に引きたがるのに、「武力抗争に関係の無い人々を巻き込まないようにするための境界線」は曖昧なんだなという悲しさを感じます。
「線」というのは引き手の人間の都合そのものなんでしょうかね。
確かにロシアから一方的に開始された進攻ではあるでしょうし、
ここでウクライナ側の迎撃用のミサイルなのかもしれない、と折れればウクライナも戦犯になってしまうような事態なのでしょう。
しかしここは巻き込まれたポーランドの国民へまず誠心誠意の謝罪を行ったほうが、勝ち負けとか奪還とかの以前に人としての心を持っていると見て貰えるだろうにな、と思いますし、きちんとした経緯が調査されなければならないと感じます。
戦いが長引くにつれて、自分と他人の境界線が失われ、周り国々の生活を思いやる余裕すらなくなっていく。
戦争は始めた時点で負け、という言葉がほんの少しだけですが、いまの日本にいる私の心にも重くのしかかるなぁ、と感じます。