MIND BBS 〜掲示板〜

芸術の変遷は国のいざこざの中でむしろ改革されていった。

石井竜也

23.05.17 22:10

戦争というものは、ほとんどの国は、トラウマを引きずった政策しかできていない状態に追いやられます。こういう考え方自体が、人類の発展の妨げになっていることなのです。純粋芸術を語る上で、最も重要なことは、その時代に逆行する勇気と、自由の意味を取り違えないことです。戦争はたとえ芸術でも、戦争を率先している連中には、道具でしかありません。しかもその画法や表現の幅は非常に狭く、息苦しさとのせめぎ合いと言っても良かったでしょう。こういう社会の政治的動向は、ひどく時代を破壊していきます。実は今まさに、表現の自由は尊重されてはいません。こういう傾向は、戦争前に起こる状態です。全ての表現を「コンプライアンス」という言葉に包んで、自由な意見を封じ込めようとするのが戦時下の政治が目指すものです。しかもこういう時代は人一人の命など、なんとも思っていなくするのが政治目標となっていきます。第二次世界大戦は、チャットやSNSなど、デジタルのない時代においては、誤魔化せたかもしれませんが、ここまで自己中心的な時代には「お安いプロパガンダ」には、通用しません。芸術論を話しているのではありません。暮らしや人生のことをむしろ、言いたいのです。差別は無くなりません。だからこそ、我々一般庶民の「善」とする行為をやめてはいけないのです。「善」と「悪」とでは、絶対数が違うのです。もちろん、「善人」のほうが多いに決まっています。誰も、死にたいとなんて思わないからです。世の中に少人数存在している「純粋なる悪人」には、世界の混乱が一番、人を騙すのにはいい時代なのです。今の事件を見てください。主義主張もなく、世の中を良くする崇高な大義もない不毛の時代には、あなた自身が悪の手先になってしまっている状況にもなるわけです。そこにはすでに、自由な発想や作品を作るという純粋無垢な情熱など、全く意味を与えられません。悲しいかな、人類に、これを克復する、または、直していく自浄作用など、期待できません。それは間違った情報を全人類が、インフルエンサーとして、あまりにも広く自分の世界を、ぼくは個人の美学の崩壊と読んでいます。

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