心と心。
石井竜也
11.05.13 17:08
何かを言おうとすると、言葉を選ぶ自分と、ここは、選んではいけないと思う自分がいませんか? 大きな被害は、きっと、まだまだ東北の人々の心に恐怖となって襲いかかっている事と思います。ニュースでは、都合のいいように感動的に作っているのでしょうけれど、本当の隅々を映し出してはいません。映像に惑わされたり、風評に惑わされたり、数字に惑わされたりで、もう日本人の心は今、ズタボロです。でも、生きなくちゃならない。生きていなくちゃ、なくなった方達に申し訳がない。自分の人生を精一杯に生きて、強くなりましょう。どうせ、強くならなくちゃならないんです。だから、見えてこない事をイメージしてみましょう。聞こえてこない声を想像してみましょう。そこここで、その叫びがあがっていることに気がついていれば、それでいいと思います。それが、せめてもの今の日本に生きる我々が考えていかなくちゃならない事だと思います。戦いは長いですよ・・・本当に。ゆっくり、立ち上がりましょう。傷を負った訳だから、そんなに早く立ち上がらなくてもいいのです。体力が戻るまで、しばらく休んで、周りの状況も踏みしめて、ゆっくりと、心を落ち着かせていきましょう。まだまだ遠くから自分を見つめるなんて事はできっこないのですから。少しこのまま、待ってみましょう。それは自分のためにも、傷ついてしまった人にも、必要な時間かもしれません。とにかく、今自分ができる準備をして、今の時期を乗り越えていきましょう。