安藤忠雄さんらが育英会設立
Snow
11.05.18 22:30
東日本大震災で親をなくした震災遺児たちの学資を援助するため、建築家の安藤忠雄さんらが「桃・柿育英会 東日本大震災遺児育英資金」を立ち上げ、18日に東京都千代田区の文部科学省で記者会見した。
同育英会では毎年1万円を10年間募金してくれる人を1万人募り、総額10億円を集めることを目標に掲げる。資金は小学校から高校卒業までの期間を対象に、岩手、宮城、福島3県の遺児らに給付される。安藤さんの呼びかけで、ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長やノーベル物理学賞受賞者の小柴昌俊さんらが発起人に名前を連ねた。
同育英会は平成7年に発生した阪神大震災でも4億9千万円を集め、兵庫県教委を通じて419人の遺児に給付している。厚生労働省によると、東日本大震災の遺児数は把握できていないが、両親ともになくした遺児は16日現在で142人にのぼり、阪神大震災の68人を大幅に上回っている。
安藤さんは記者会見で「希望は自分で作らないといけないが、そのための最低限の手助けをしたい」と協力を呼びかけた。問い合わせは同育英会事務局(電)06・6371・2227。
ネットニュースより抜粋しました。