誰だって・・・。
石井竜也
11.06.01 05:24
こんな、厳しい条件での生活は、心が乱れて、不安との戦いになって行きますよ。誰でもそれは同じ。現場で通常被曝量の何万倍の放射線下で働いている人から、ご両親を亡くし、心の奥の扉を固く閉ざす人々。自分達より若い者に食べ物を???と裏山で自ら凍死の道を選んだ老夫婦、何もわからないまま、校庭ごと波にさらわれた多くの子供達の叫び、ボランティアのつもりがトラウマと、ひどい心的障害に陥ってしまった若者。関東では、間違った情報に翻弄されながら、気だけがドンドン落ち込んで行く人、余震の恐怖感に完全に精神的に参ってしまっている人・・・数え上げたら気が遠くなるほどの問題です。でもね、人間は自分でできる事を精一杯すればそれでいいのです。人の分までやろうとすると、結局、不安の深みにはまっていくだけで、何のいい事にも繋がりませんから。