人間の可能性。
石井竜也
11.06.04 02:11
今、一番言いたい言葉、それは「人間一人の可能性」。原子力がなくても、十分に火力発電と、水力発電で、今くらいの国民意識の高まりがあれば、電気供給が即止まるなんて事はないと思うのです。3割の原子力発電を止めたところで、社会が後退するはずもなく、逆にこれからの代替エネルギー開発に拍車がかかり、より地球に適切なエネルギーが生まれる事は、誰もが感じている事。つまりは、人間の文明の知恵の進化はこういう災害の中で生まれて来た訳です。だから、いつまでも、原子力発電が一番だとかいう意見自体、古くさいにも程があるように思うのです。しかも、この分野においてはまだ未発達なのに、一般住民に向けて使われている事すら疑問です。原子力という化学的根拠と平和利用(医療・家電など)には誰も反対はしません。だけれど、原子力発電と、プルサーマル・高速増殖炉に関しては話が別。そもそも、大量のウラン燃料の核汚染物質をプルトニウムだけを取り出し、再利用するというシステム自体に、戦争の匂いがプンプンします。いずれにせよ日本は、地球の未来のために、新しいエネルギー開発の旗手となってほしいものです。日本人は、こういうときに意外にも底力を発揮して来た歴史があります。もう負の要素から脱却して、脱ガソリンに切り替えた世界規模のエネルギー対策と、研究が絶対不可欠である事に間違いはありません。既に車業界や、電化製品メーカーなどでは、代替燃料の研究が相当昔から、行われ続けていますが、まだまだそれを遮る障壁もあるようです。国民からの切望が必要です。