11.06.14 02:37

この国には、「いい気になってんじゃねえよ」論、というのがあります。どういうわけか、目立つ行動や、善意で行う事でも、ちょっと目について、鼻につくと、この否定論が浮上するものです。「売名行為」などその人の心の内面もわからず、短絡的にそういってしまう、いわば癖です。これは、昔からのこの国の癖でして、「ええかっこしい」と判断されると、否定される運命にある事をよく覚悟して、行動を起こさなければならないのです。俺はもう、そういったことには慣れてますが、そういう意見にも耳を傾けなければ、こういう事は出来ません。反対するにはそれなりの理由もおありかと思います。何らかの不満要素があったのでしょう。人間は、怒りと不満に満ちている時の言葉はキツイです。だからといって、その言葉の真意を汲み取らないというのも、傲慢だと思うのです。今回の場合は、別に自分が冒涜された訳でもないし、言った方が悪い訳でもありません。この国特有の感情論と、その人なりの常識に反した行動であったのでしょう。そういった考えがあることを胸におきつつも、それでも僕は被災地の方々に本当に何か、心が温まる事がしたいのです。ただそれだけなのです。理由など、まったくありません。賛同してくださるとか、しない、とかいう問題でもないと思っていたからです。同じ人間ですので、気持ちはわからないではないです。素直に賛同出来る事には協力し、（もっとも、この歌を歌う事が、自分自身ではそれほどの事でもないとおもうのですが）絶対に反対と思う事には徹底した態度で臨むくらいの「気骨」がこれからの日本には必要になるのではないかと思います。ツアーをチャリティー・コンサートみたいにしてほしくない・・・という意見もありますが、当日は被災なされている方々もいらっしゃるわけで、自分も細心の注意でMCなりに望む覚悟でおりますが、まったく、その事から遠ざかっての話は出来そうもありません。あらかじめ、ご了承ください。