MIND BBS 〜掲示板〜

改めて…

石井竜也

11.07.22 04:20

福島第一原発事故の深刻度を示す「レベル7」という数字。チェルノブイリの事故と同レベルか、あるいは、これからの被害状況では、それ以上の可能性も考えておかなくてはなりません。まず、チェルノブイリの放射能汚染がどのくらいの規模の爆発であったかというと、広島の500倍の放射能が300キロ以上にわたって放射された、極めて危険度の高いメルトダウンでした。これを福島第一原子力発電所の事故と比べると、規模も、距離も、全く異なった事故のように報道または、説明されています。しかし改めて考えても、今回福島原発から海に放出された放射線量は、4700兆ベクレル、1年間の許容量の約2万倍という恐ろしい数字です。特に4号機の水蒸気爆発の危険性については、風下300〜400キロ圏外に移動しなければならないほどの危険度なのです。これが起こると、半径500キロ圏内の動植物、海、空、土地全てが汚染される事になると聞きます。つまり、日本でとれた物は何も食べられないか、セシウムやストロンチウムを体内被曝を覚悟で、食べ続けるしかない状態になるという事です。既に関東近郊では、牛、野菜、お茶、魚、水、空気から、放射性物質が検出されています。東京電力の説明は、海外では「コント」と受け取られ、政治は「完全な失敗」とまで言われています。今ではアメリカ、ヨーロッパでは、完全に日本のテクノロジー神話が崩壊してしまいました。残念ながら、この国にいれば、必ず、近いうちに放射能の影響から逃げる事は出来ないようにも思えます。それは、チェルノブイリと違い、今も続いている現実です。そして空と海に強力な放射能汚染物質を垂れ流してしまった事に発端があります。「想定外」は、真っ赤な嘘です。当時、原子力発電所を作るにあたり、研究者の中には、震度7強の揺れに耐えられて、なおかつ15メートルの津波にも耐えうる物が絶対の条件だと、採算抗議をした方がいたらしいです。しかしながら、どこの誰がそうしたのかは解りませんが、設定は5・5メートルの津波、震度は5・・・こんな想定は、この日本では四六時中起こっているレベルです。しかも、原子炉を保護する建築物は、今の建屋よりもかなり高い強度を要求していたという事です。全てが後の祭りになってしまった、今の日本の状況で、「私は、理解できないから、普通にしてるわ」と実際、何も対策を講じないでいると、4〜5年で、癌の発症率が跳ね上がってしまうかもしれません。蓄積型のセシウム等は、一日一日、体に蓄積していくという事です。あれから4ヶ月。つまりは、4ヶ月分の放射能物質が蓄積されたという事なのです。これから、巻き起こる地獄はプルトニウムの拡散です。あまり遠くに飛散しないと言われていますが、鳥や、小動物、虫等に付着したプルトニウムは、簡単に100キロを拡散していきます。それらを主食とする動植物はもちろん、水や空気には、もう既にかなりの量のプルトニウムが混入している危険性だってあるのです。しかも、この後40年間は、この恐怖と戦う事になるのです。この災害は収束した後も・・・という意味です。半減期の短い物や長い物もあります、身体的な個性もあるでしょうが、毒ガスの中で、いくら薄いとはいえ、いつまで持ちこたえる事が出来るでしょうか?

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