11.08.02 11:32

現在、地震は世界的に見ても乱れ、大災害に見舞われる率は、そうとう高くなってきています。たとえ、この国を出ても、その危険度は、そう違いはないでしょう。生きていくというのは、こういう巨大な力との戦いでもあるんです。人間は、無意味な戦争で幾千万の命をなくす時もあれば、自然という超巨大な現象で命を落とす時もあるのです。どちらも、言い換えれば、「人災」の部分が非常に大きい。直接にミサイル攻撃で吹き飛ばされる事は、「運命」と片付け、自然災害に飲み込まれる事も、「運命」と片付けたがる傾向はなにも、今に始まった事ではありません。何千年も昔から、人間達は、領土と強欲のために争い、その天罰のように強力な自然現象が、神の雷のように、そのすべてを粉砕してきました。今起こっている自然現象は、このあと、人々を疲弊させ、絶望させ、怒りと、傲慢に姿を変えてしまうかもしれません。一番恐れるのは、人間が追いつめられて、そのような精神状態になってしまう事であり、それはどう考えても、人類の最悪のシナリオです。少なくとも、今は、美しいものを夢見ていきましょう。人間には、自制する能力も授かっているはず。欲望や、冒涜を平気で許す社会にしてはいけません。勧善懲悪を１００％できるとも思えませんが、人間には、たくましい想像力があります。未来も描けます。今は、まだ、傷口が開いたままだから、血も出ている事でしょう、さぞや痛みに苦しんでいる事でしょう。でも、きっと癒える時が来る事を忘れてはいけません。地球は生きています。だから、俺たちと同じように痛みも、病んだりもする事があるんです。それに、「自分だけが」という人間の業も手伝って、地球温暖化の急速な悲劇も生んでしまいました。次なる、燃料に選ばれるのは、世界の深海に眠るメタンハイドレートなのではと思います。濃密なメタンを含んでいる、天然ガスの一種です。しかしこの利権争いで既に世界は次なる可能性に向けての争いが始まっています。ただし、これもいつかは、尽きる時が来ます。そして、このメタンガスは、今よりももっと地球温暖化を促進する可能性もある事を、忘れてはいけません。いずれにせよ、地球にいい方法とは思えません。でもきっと、世界はそこに移行していく事でしょう。せめて、それが世界戦争や、愚かな独裁者によって、強力な利権争いに発展しない事を望むばかりです。