11.09.08 17:45

ある外国人のボランティアが撮った映像にこんなシーンがあった。福島県、南相馬市のとある避難所で、大人達が何やら、ビニールのような容器を持って、政府関係者と警察に向かって何が叫んでいる。「これ、うちの子供のです！持ってきました！御願いします、しっかり被曝状態を検査して下さい。」政府関係者または何者か？「それは今回は勝手にできませんので、勘弁して下さい」帰るそぶりの関係者。それを止めるように、エレベーターの前に立ちはだかる、父親らしき人物「あんた達が、子供の検査をするって言うから、子供達の尿をもってきたんじゃないか！」関係者らしき政府役人「これ以上は、政府判断で決まってますので、無理なんです！」半ば、泣きながら父親「いったい、どういう事か、説明しろ！」警察らしき人物に取り押さえられる父親「公務執行妨害だぞ！」父親「頼むから、頼むから、子供の被曝状況を検査してくれ〜！！」集まった大人達の悲痛な叫び声、「これじゃ、ユダヤ人の虐殺と同じじゃないか！！」「俺たちは見殺しか！！」悲痛な叫びは、いつしか怒号に変わる「ふざけんな、このやろう！」政府高官「総理の見解が決まらないうちは、勝手にこういう事は出来ないんです！規則ですから！」父親「だって、今日、ここに持ってくれば、検査しに東京に運ぶって、あんた達が言ったんじゃないか！！」政府高官「御気の毒ですが、決まり次第速やかに、改めて、ご回答致しますから・・・」むせび泣くような声、怒号、叫びの中、無表情に帰っていく政府役人。国の中心がブレるという事は、末端では、こういう悲劇になるということだ。こういう事実をもっと、世界に知らしめるべきだ。許せない事実だ。汚染された水田に「どじょう」は住めない。このままで良いのか？