MIND BBS 〜掲示板〜

福島の実態。

石井竜也

11.10.07 04:46

我が国、始まって以来の重大な事故。原子力の不確実な実態。作れても解体できない、投棄できない怪物のような科学物質。炉心溶融を起こし、炉心が空気に触れた事により、水蒸気爆発と見られる爆発が起こったとされていたのが、半年経ったら、実は、第3号炉の底が抜けて、下のコンクリートまで突き破っている可能性も出てきた、チャイナ・シンドロームに近い重大な事故であった。中には、基準値どころか、いままで、地球上で初めて規模の強い放射線汚染された水が相当量溜まっていると言う。政府と東電の発表を信じるとすれば、循環システムで1号炉から4号炉までの原子炉を100度以下に抑えている事が出来ているという。しかし、依然、危険度はレベル7のままなのだから、危険がなくなったという意味に取ってはいけません。国の対応の悪さが世界的な非難と中傷にまで発展している。日本の隠蔽体質の一番悪い状況が起こってしまった。まるで、戦時中のニュースのようだ。第2次世界大戦中の大本営発表は、いい事だけを発表し、悪い事は全て隠蔽した経緯は有名な話だ。つまり、この国の癖であると考える。国民を悪戯に不安をあおらず、なんとか誤摩化そうという意識が働いている。確固とした立憲国家であるならば、あの3月15日のメルトダウンによる放射性爆発前、スピーディの判断は8時間も前に政府各省庁にまで届いていたという、少なくとも子供や、妊娠中の女性は、絶対に早急に国中のバスを使ってでも、移動させなければならなかったはずです。この隠蔽、若しくは間違った政治判断により、福島県一帯から、宮城、東京にいたる地域まで、核汚染の恐怖にさらされる事になり、また、この日の爆発による内部被爆者の量は、相当数と考えられる。これは、人命放棄に近い重大な過失であるとともに、この国の将来を脅かす、重大な事故の拡散をもたらした。海に関しては、考えるのも恐ろしい。不注意に流してしまった貯水タンクの膨大な濃度の核汚染水は、遠くは、カナダ太平洋岸まで到達しているという。これは、国際問題になりかねない、重大事故だ。現在の他国にくらべて相当高い日本の放射能基準値しても、抜本的なこの重大事故の見直し策を早急に対策しなければ、この国から人間がいなくなる。海に囲まれ、他国の攻撃からあまりさらされてこなかった国土であるが故の、悲劇である。また海に囲まれているための、逃げどころのない、小さな国土がもたらす影響は想像するに背筋が寒くなる。世界経済の冷え込みや、アメリカのリーマン・ショック以来のサブプライムローン崩壊劇、最近のドルの急落、失業率9・4%というアメリカ国内の雇用問題、イラク戦争の長期化を鑑みるに、世界の援助は、見込めないであろう。ここはどうしても、自国での対策と、頭脳の集積を計り、早急の対応を立て直さなければ、本当に、「国土あって国民なし」と言う地域になってしまうだろう。レベル7の倍の危険区域は、チェルノブイリの5ミリシーベルトの場合でも30キロ範囲の住民避難をしていた。日本は、・・・基準値20ミリシーベルトだ。事実は、未だに闇に隠れ、報道、政治、企業の3つ巴の情報操作には、既にかく乱の兆しも見え始めている。情報が、初動の段階でデタラメに始まると、うその上塗りになる。事実を、ウソにまぎれさせて流すと、今度は情報崩壊が起こり、人々から、信頼が消える。こうなると、国民や企業の逃避生存を考え始めるに至る。そこまで行くと、もう人の流れは止められない。東京が森林になる。そんな事になっては絶対にいけない。だが、この難関を越えられれば、実はこの国の自立が証明される事にもなる。踏ん張り時だ。

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