それでも、人は生きていく。
石井竜也
11.10.27 21:00
なんにもない日が一杯あった。
なんにも感じない日も一杯あった。
なんにも言わない日が沢山あった。
なんにも見ようともしない日も一杯あった。
なんにもない自分に気がつく事もなかった。
ある日、大きな事が起こって、僕たちは気がついた。
まず、『気がつく』という事に気がついた。
次に、『気がつく』は、確かに、悲しかった。
そして『気がつく』は、やけにリアルだった。
それに『気がつく』は、時々、厄介に思えた。
今は、『気がつく』は、敵だと思ってる。
だけど『気がつく』事は、
実は、本当の事を知る事だと言う事が解った。
やっと、『解ろうとする事』が解り始めた。
僕らは、その『解った事』から、いったい、
これから、何を学ぶのだろう?