結局、保身の積み重ねだ!
石井竜也
11.11.29 10:53
わけも解らない原子力に頼り、国民を、だまし続けてきた日本政府の役人どもの、罪は本当に重い。国家戦略として、核を保有する事を決めたのは、誰なのか?子供達の未来や、この国のあり方を、真剣に考え、保身や、贅沢ばかりじゃなく、『誇り』を選んでほしかった。科学的な完全なる理屈もハッキリしない人類の破滅をも促しそうな得体の知れない物を、世界中が競って保有する現在の地球で、人間は、どうこの問題に向き合っていくのだろう。政治家や科学者は、どう対処するつもりなのだろうか?1%の富裕層が世界に残ればそれでいいとでも、思っているのだろうか?『2012』という映画にもあったように、結局、一般市民には、何のメリットもない、完全に発明と科学と政治の失敗作だ。あれは甚だしく下世話な映画だと思った。ゲロゲロのゾンビ映画よりたちが悪い。あれを見ていたらエメリッヒ監督の人物像が見えてきた。もう彼の映画は見ない。東京は、今やあまりにも利権と、保身の固まりの街に成り下がった。この際、大阪に年を譲って、ゆっくりと、消えていく都市になるのかもしれない。橋下さんの考えはイケてると思う。今、一番彼に情熱を感じる。やっぱり、改革をする人間の目は違う。ああいう勢いで東北を復興する、政治家が東京にいる訳がない。この冷たい街で、時間を過ごす人が、おそらくいなくなる日は近いな。動かなくなった都市は、溜まった雨水と同じで、腐っていくのみ。人と人の関係を無視し、現実感だけを、テーブルに置いてきた東京の人生計画は、もろくも崩れ去るのか?おそらく、東京のライフ・スタイルの限界点を超えたのが今の状況だろう。つまりは、バケの皮が剥がされて、いき詰まった街が東京なのだ。古代ローマのように滅んでいくのか?まあ、そういう極論はないにしろ、東京に生活空間に新たな危険が押し寄せているのは確実で、そこでの生活や、子供を育てる未来予想図は描けなくなりつつあるのは確かだ。ここにいても、ちっとも幸せではないところに、結局、人間は暮らす事は出来ない。東京の乱立するビルの群れが墓標のように見えるのは、俺だけか?この震災で流されたのは多くの犠牲者ばかりではない。日本の社会基盤のもろさが露呈し格好だ。やはり、あの敗戦から60数年しかたっていないこの国の立ち上がるのが早すぎた結果だと思う。まだ、治っていない骨折した足で、無理矢理立ち上がってしまったアスリートのようだ。勝ち負けだけを追求した浅はかな結果だ。大国になろうとしても、所詮は小さな島国で、国土面積の小ささと、資源の乏しいこの国の生きる方法とは、いったいなんだったのだろう。そう考えると、この国というより、人間の愚かしさが見えてくる今日この頃である。