11.03.20 03:35

大きな景色を見る事が出来る、それを美しいと思える力もある。なくなった物はあまりにも尊い物だけに忘れる事なんて絶対に出来ない。恐怖もまた一生、忘れられないだろう。
でも、俺たちは歩き続けなければならない。生きなければならない。次の世代に苦しさだけを残してはならない。
自然災害は誰のせいでもない。どこに怒りや悔しさをぶつけていいのかも解らない。もどかしさと悲しさだけが心を満たしてしましまう。
だから、胸の中だけでも、逃げよう。遠くの夢の星に思いを馳せよう。なくなった尊い命が集っている場所に祈りを捧げよう。それしか出来ないのならそれをしよう。
水も、ガスも、電気も、食べ物も、今は不自由かもしれないけれど、必ず、元に戻る日が来るから。絶対に来るから。
なくなった皆さんが必ず生き残った皆さんを守ってくれるから。
俺の親父がそうしてくれてるように、きっと、空からみんなを守ってくれるから、絶対に守ってくれるから！
・・・夜空に向かって、小さな声で、「みんなを助けてね・・・」って、言ってみようよ。