恐怖の伝染。
石井竜也
12.01.31 01:09
大きな災害や戦争、飢餓や飢饉、世界同時株安や、新たなる新型ウイルスの発見と猛威、原子力。我々は、このどれもを、いっぺんに味わっているのです。近隣諸国との困難な交渉、ユーロ危機が収まらない現実、急落するGDP、「復興しよう!」と、口だけで時間を稼ぐ政府。一体この国はどこに進んでいるのだろうか?あらゆる愚かしい歴史と比べても、これほどまで、国家的な危機的状況を、遠目で見ていたことはないと思う。東北の人々は、寡黙にあれだけハード・ワークをしてきた方々です。いきなり何もなくなる事の喪失感たるや、私たちの想像を超えた苦しみであるのは明白です。被災地は雪と寒さから自暴自棄にもなっているそうです。だからといって、何か僕らに出来るのか?というと今の俺はこう思っているんです「傷にかさぶたでも出来始めたら、応援に来てください」とね。人間には、自己の確認という時間が必要です。自分自身と向き合う程難しい事はありませんし、犠牲になられた家族や友人が今はこの世にいないと、現実として認識、確認し、納得のいく精神状態になるまでには、相当の年月がかかるでしょう。ニュースを見ても、増税だの、関税だのと、金の話ばかり。納得のいく説明もなければ、復興の道筋のあるビジョンを語り合っているとも思えない想像力の欠如した議論。実際、危険区域での生活がどんなものか、議論の前に一人で歩いてみると良いのに。頭だけで考えているからこうなる。行動しないと把握出来ない事が山ほどあるというのに、沖縄の問題にしても、つかず離れずの空をつかむような言葉の羅列。1日国会を開けば、3億円になるのだとか。・・・無駄使いじゃないか?これ。