激怒・幻惑・愕然・騒然・無力。
石井竜也
12.03.01 11:32
去年の、ある寒い春先の3月の11日、午後の東日本を震度7、マグニチュード9ともいわれる大地震が襲った。その後、東北の太平洋岸全体に3波から4波に渡って、最高40メートルクラスの津波が広範囲に渡って、海岸線にのどかに広がっていた漁業の街、農業用地、生活区域を壊滅的に破壊した。死者行方不明は約2万人。人口比率からすれば、東京首都直下型で津波と火災を伴った場合の数字は、30万人越え、避難者数は700万人にもなると言われている。これだけの大災害・・・いや、国の崩壊が起こっているにもかかわらず、約10ヶ月間の放置状態を作った国政。次々と作る訳の解らない省・局・委員会。一体何をやっているのか解らない人選と、心もとない言葉の羅列。苦しんでいる人々を見捨てる国という事に、もう気がつきましょう。この国の今の政権は、人を人と思っていません。この国の魅力等どうでもいいと思っていると言ってもいい。全くのド素人を起用する馬鹿ぶりには、声もでないどころか、呆れて物も言えなくなる。現れては消えていく、何の意味もない大臣達。ペラペラと、口だけ軽やかに丁寧語でお気軽に人の命を断ち切る決断をする、国の中心人物。全く国土を守れない軍事面での手抜き政策と、考えなしのアイデアなし。官僚の言いなりと、奴隷のように使われては捨てられる政治家達。作り笑いで誤摩化しながら作る今の政治には、全く未来の予想どころか、今の状況も把握出来ない・・・いや、理解出来ない人材が満載だ。ウソでも、涙の一つもこぼし、この国を心底愛する政治家の長が現れる事を、切に願う。このままでは、中国の思うつぼ、ただの太平洋の防護壁に仕立てられてしまう。つまりは、アメリカとの戦争が勃発すれば、日本は、すぐにでも激戦地にされてしまうという恐怖。地震、台風、津波、活断層、火山、全ての不幸を背負っている国の国土内に殆ど意味のなさない原子力発電所が54基。しかも、現在の放射能汚染の詳細を、全く国は国民に説明しない。10年後にどんな事がこの国で起こっていくかを見たいなら、ロシアのその後を追った、ユーチューブがあるので、勇気を持ってソレを見るといい。悲惨この上ない子供達の状況が手に取るように解ります。