12.03.06 14:06

『人間の力』？それがどんなものかは、今回の震災で十分に理解出来たと思います。人間の力など、たいした事はないのです。ましてや科学力？・・・笑っちゃいますね。一生懸命、科学を志しておられる全ての方々に申し訳ありませんが、地球という大自然の前では、どんな画期的な発明も、ただのゴミなのです。大自然の驚異は逆に見れば、大自然の偉大さにも繋がる言葉。地球規模や宇宙規模で物事の本質を考えてみれば、我々人間なんか、コケより小さな存在です。ある意味、人類が地球から消え去ろうが、生き残ろうが地球の営みは太陽が死ぬまで続く訳で、当然、人類はそこまで生き残る事は出来ないでしょう。今ここで、一生を過ごせる事に感謝くらいした方がいいのかも？まあ、居候みたいなもんですね。いつまでいさせて頂けるのかは、大家さんである地球が決める事。俺たちにここに居座る権限なんて、ないんです。地球に都合の悪い事が出来れば、いつでも、淘汰されてしまうでしょう。５０年後には、人口９０億と言われている現在。まるで、９０億人が地球を支配でもするかのように科学者達はいっている。でも、過去の生物達の激減や絶滅は、急に起こります。こういう自然災害は、何も地震や、津波、火山や地殻変動だけではないのです。新手のウィルスや、奇病だって、これから襲ってくかもしれません。14世紀のヨーロッパでペストで死んだ人々は、２０００万～３０００万人とも言われています。エイズも、どんどん上昇傾向です。戦争だってあるでしょう。ナチスが殺した第２次世界大戦での犠牲者数は、低く見積もっても１１００万人。人間が絶滅する事なんて、実に簡単である事は明らかです。せめて、謙虚であるべきです。それを忘れて私利私欲に走れば、少なくとも、人類が今謳歌している社会構造なんか、あっという間に消えてなくなり。残酷と、破滅が待っているだけです。放射能汚染がどのくらいのものか？・・・原子爆弾を２つも落とされて、まだその恐怖を実感として、持てない国民。核融合の恐ろしさは、自然界の驚異でもあるのです。ウランは、ただそこに埋まっているだけなら、地球の鉱物の一個にしか過ぎません。硫黄のもうもうと立ちこめる場所なんかに比べたら、その危険度は、無いに等しい。でも、一旦そこからプルトニュームを取り出す作業を行えば、そこには地獄が待っているだけなのです。「発電」？・・・どこの馬鹿がこんな物で発電しようなんて考えたんだ？。人間は利権が絡むと目が輝く欲望の固まりです。善意もあるが悪意もある。だからこれ以上にはならないでしょう。そう言う生物は自滅の道を歩むように出来ている。だから、今から急いで自殺なんて考えるのは、一番愚かしい事です。黙ってても、そのうち終焉が来るでしょう。まあ、案外人生全う出来るかもしれませんが、それも何代続くか・・・？まるで終末論をぶちかましているように思う方もいるかもしれませんが、これはそんな運命論者の意見や哲学的な事じゃない。自然が地球とかわしている約束なんです。宇宙が惑星と恒星に言い聞かせている説得なのですよ。だから、俺たちにどうのこうの出来る範囲じゃない。出る幕なし！今度の放射能問題にしても、おそらく、俺たちが大層に恐怖を覚えていても、地球は「それいらない」と決めたら、たいした時間もかからず、消えてなくなるでしょう。もちろん、人類も同罪ですから、仲良くプルトニュームと、葬られる。そして、脈々と太古の昔から営まれてきたように地球は再生の道を歩き始めるんです。運があれば、地球は少しの人間だけは人畜無害と判断してくれるかもしれません。でも、まあ、必死になってコンピューターに向かっている人間や、一生懸命利権や地位や権力にしがみついている人間から、まず消えてなくなるのでしょう。これは歴史が証明してますね。人は、涙を流して生まれてきて涙をながされて死んでいく。・・・本当かなあ・・・そんなに甘くねえよな。自然界の大いなる力は、人間を果たしてこのままにしておくでしょうか？ヨ〜〜〜〜ク、考えてみて下さい。そうすると、いかにばからしい生物で小さな存在かが理解出来てきます。少女の生皮を生きたまま剥いで、心臓を動いたまま取り出し、これを食う。そして、剥いだ体全体の皮を司祭がかぶって踊っていたように、恵みをもらうために、アステカでは、生け贄の儀式をこうして行ってきたそうです。残酷な慈悲も何もない儀式は世界中の文化に根ざしていて、今はビジネスの中にその「節操のない残酷さ」は隠されているのです。金銭だけを追いかける人々の何と醜い姿か。この間「未来が見える」という人物がいて、思いっきり「てめえ、馬鹿か！」と言ってやりました。いるんですねまだまだ、こういう奴。未来は誰にも変えられないし、決められない。だからこそ、一瞬一瞬を大切に生きていく事こそ、実は人間が出来得る最高の幸福なのかもしれませんね。