俺からのお願い。
石井竜也
11.03.21 03:10
この年は、気持ち悪いほどの偶然で出来上がっているとしか言いようが無い運命を感じます。『GROUN ANGEL 2011』のために、どんどん被災地の写真や子供達の表情、自分の顔や老人の力強い笑顔等、『GROUND ANGEL 2011』で使う写真を被災地の皆さんの目で撮っていただきたいのです。
この、世界でも未曾有の大惨事の記録として、『GROUND ANGEL 2011』に是非、使わせて頂きたいのです。
おそらく僕の予想では、この状況を冷静に見つめられる時期、逆を言えば復興の兆しに騙されて、まだ完全ではない被災地の事を被災地以外の人が忘れ始めてしまうのがこの12月あたりではないか?とも思うのです。
ですから、まだ復興前の状況をどうかケータイでもデジカメでもいいので、記録として、残してほしいのです。プロのカメラマンには撮れないその場所で被災し、苦しい思いをした人にしか撮れない写真が残るのではないかと思うのです。
今年12月、『GROUNDANGEL』は、10年目になります。コンサートもやります。作品も作ります。その時に被災者の皆さんからの現場の状況が残されていれば、きっと、復興後も、この大惨事を忘れないきっかけになるのではないかとも思うのです。僕は、そんな映像や写真の前で、コンサートを進めていきたいのです。報道カメラマンの目線の現場は、説明に過ぎません。でも、被災なさっている皆さんの感性の写真にはどこか、故郷を憂う心が入っていると確信しています。
是非、『GROUND ANGEL実行委員会』information@g-angel.com のほうに、送って下さい。是非、12月の『GROUND ANGEL 2011』に皆さんの心を映し出して下さい。
もちろん、心の傷を大きくしてしまうようであれば、無理はしないでください。危険な状況へ向かうことをお願いしているわけではありません。可能な範囲で結構です。皆さんからの現場ならではの誠心誠意ご自分の故郷の姿を記録しておいて下さい。皆様の写真から出てくる『声』をお持ちいたしております。
石井竜也