MIND BBS 〜掲示板〜

人の心は空気でだね。

石井竜也

12.03.31 07:13

人は空気と水で大体はまかなっている。綺麗な水と空気さえあれば、精神は安定し、笑顔もこぼれる。そこには、絶対条件として、豊かな自然が育まれているからだ。当然海も美しい。透明度世界一という海は、瑠璃色に輝いて、東京の空と、きわどい空気の淀んだ海水で生きている俺にしてみれば、そこはまるで楽園のようだった。人々が人懐っこい雰囲気で、田舎の人間の情緒をよ〜くわかっていらっしゃる。ここなら福島の子供達が自由に静養出来ると心から思えた。観光地とはいえ、のんびりとしたたたずまいは、チャラチャラへんなお土産物等々なく、「自然が、ここのお土産ですよ」と言っているようだった。ちっとも、厚かましい観光宣伝等していないのが、僕には羨ましくも、又、自分の故郷のようにも感じられた。青い空も白い雲もどこまでも緑に染まる内陸の山も、まるでそっくりなのだ。ただ、そこに流れている風に、セシウムはないというだけで、こんなにも、安心感と「人」に戻れることができるのだなと体感した。「その葉っぱ、触るとブツブツになるよ!」と声をかけてくれたり、「これは「サトウキビ畑だ」と胸を張って言うなんとも、のんびりしたこの空間。同じ日本か?と、思うほどだ。久米島は、どこまでも住んだ命に溢れた場所だった。「希望21」でどこまでの子供達を助けられるか解らない。でも、行動を起こせば、後に着いてきてくれる人々は沢山いるはずだ。同じ心配を持ち合わせている人々に、俺は希望を懸けたい。とにかく、小さな命を、危険地域から、早く脱出させなければ、この国は世界から、人間として軽蔑される。そして、未来永劫、このお粗末な顛末を引きずることになる。俺は、正義感でこんなことをやってるんじゃない。当たり前のことをタンジュンにしているだけだ。別に、偉くもなりたくなんかないし、正義感振り舞わしてもなんいもならない。ただ、福島県の危険地域に住む数多い子供達を、なんとかして、体の静養を目的とした「人の心の回復」を望んでいるだけだ。海沿いの子供は夏に海で泳ぐのが当たり前、そんな当たり前のことが、出来ない地域の子供達は、いつか大人を恨む。そうなってほしくないし、又人としての誇りを忘れてほしくない。子供の誇りは、「遊ぶこと」だ。無邪気に、夢中に自然とどうかすることが出来る唯一の人間の時期なのだ。悲しんでいる時間はない。放射能の影響は既に出始めている。このプロジェクトは急務出ることに、この久米島の風景が教えてくれた。島を上げての支援活動がいよいよ始まる・・・。

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