今の政治や情勢に無力を感じるなら・・・
石井竜也
12.04.10 22:54
アナタは、完璧に正常です。つまり、ごく正常な感覚・感性を持っている証拠です。こんな状態の現状で、「自分にはなんでも出来る!」と、思い込んでしまうのは、それもどうか?とも思います。俺もだいぶ一生懸命に動いてはいますが、それでも「無力感」以外の何物をも得ることは出来ません。なにがしか喜びとか、感動とかいうものよりも、首を突っ込めば突っ込むほど、だいぶ大きな無力感を感じてしまうのです。だからといって、俺自身の信念は変わりませんよ。ある意味、そういう自分との戦いが、こういう活動の一番、難しいところですからね。つまりは自分に負けてしまわないように、常に、余裕と環境の整備を怠らないように、スタッフとの打ち合わせと進むべき方向の確認を忘れないようにしております。
歴史から学ぶことがあるとすれば、大きく言えば、歴史は嘘のパッチワークです。都合のいい部分だけを、貼り合わせて作られているのが世界の歴史です。90%の嘘と10%の真実、その10%に人はまるで本当にあったことのようにだまされ続けているのです。つまりこれは、人間の心理をうまく狙ったものでもあるのです。誰だって、自分の国に誇りは感じたい。そこをついて行くんです。「ほら、こんなに立派な歴史のある国なのだよ!」とね。でも、案外そんなもんでいいのかも、その国に生きる以上、少なくとも、どうだかはっきり解らない「負の歴史」を落ち込みながら連呼して暮らすより、多少嘘が混ざってでも、誇りの持てる歴史の上に生きていたいですもんね。ただし忘れては行けない歴史の真実部分があります。それが『今』という歴史です。時に冷たく、時にドライに自分の住んでいる国の状況が歴史の一部になり得る大事件の場合は、絶対に忘れてはいけない。それは、未来においての大きな過失に繋がるからです。未来に少しでも夢を抱くのなら、現実を見極め、それを自分なりに分析、砕いて、自分なりの哲学を持つことです。そうするうちに必ず、同じような考え方の人と巡り会っていくものです。そこから、「運動」という物は始まります。危険行為に身を投じるやり方は、あまり上等な手段ではないでしょう。草の根運動のように、巨大な地響きをたてて、どんどんいき場所をなくして行く、人海作戦が今のところ一番有効と思います。どんなプルトノミー経済でも、多くの反対者の意見に耳を傾けない訳にはいかないからです。それは暴動に繋がり、富裕層の結託の崩壊を招くからです。結局一番の協力な武器は、「民意」です。