一人の悩み。
石井竜也
12.04.13 14:04
人間生きていれば、いろんなことにぶつかります。山もれあば、切り立った崖っぷちもある、冷たい風もあるし、そのかわり、広い平野に出ることもある。でも、その平坦な土地が安心出来る土地か?というと、それも人それぞれ。小さな存在は、小さな波風にも翻弄されます。だけど、そんな不安もいつかは必ず救われる時が来ます。現実はひょっとしたら変わらないかもしれない。だけどその人が大きく成長したり、ある程度の覚悟が出来た時点で、物の見方が違ってきます。どう物事に向き合うか?という観点から見れば、これは180度、人生観が変わることです。出来るだけ、大きく物事の真意を考えるようにして、自分自身の一番正直でおおらかな場所で、現実に向き合うことが出来たら、随分と、自分の人生が開かれるように思います。ガサガサした心で何を考えても、パニックと、恨みと、喧噪が巻き起こるだけで、ちっともいいことに発展したり、物事が好転する事は無いでしょう。なぜなら、それは、人は一人では生きていないからです。少なくとも周りの人々に多かれ少なかれ助けられながら生きている以上、「自分で抱え込むしか無い」と思わないことが大切です。小さな悩みは、実は大きな不安なのです。体の筋肉に限界があるように、心もまた限界がある。使い続ければ劣化もするし疲れもでる。そういう時には、何も決定しないことです。疲れきった時の判断は、ネガティブにしか働きません。そこに、希望も、喜びも加味することが困難な状況で、結果を急いで出せば、自己破綻にも繋がる恐れもあります。そういう台風の時期には、じっとして、じたばたせず、やり過ごすことです。そして、一段落したら、ことの真相と、社会の中での自分自身の役割や、この状況で一番自分が役立つ場所を、キチンと見極めることです。それはこういうと、とてつもなく困難で難しいことのように思われますが、つまりは「素直に自分が感じる風を捕まえて、風の方向に向かってみること」です。無理な判断は、命に関わることもあるから、ここは、じっくり、腰を据えて、ことの成り行きをよく読んで行くことです。それは今の社会にもいえることかもしれませんね。アナタの気持ちが意外にも世間の状態なのかもしれません。何はともあれ「孤立」しないように、努力することです。「自分が弱くなってるかも?」と思われる時の「仲間」は、本当に大切ですよ。