MIND BBS 〜掲示板〜

人類は、海を汚しすぎた。

石井竜也

12.04.14 16:56

この100年、人類は、世界中で、核実験や汚染水の放水、化学肥料の過度な使用、魚介類の乱獲・・・と海洋汚染の権化のように汚し続けている。これは、今回の北朝鮮のミサイル実験にも同じ事が言える。第2次世界大戦下で使用されていた、生物に甚大な被害を及ぼす燃料の使用、地球規模で汚染が広がる重油の流出。海洋生物の絶滅危惧種は、陸上の生物の3倍に達している。これをすべて人類がしでかした事として、宇宙法廷かなんかで、さばかれたとしたら、多分極刑は免れないだろう。何より自分たちの生活圏を、自分たちで汚染し続ける人間の何と愚かな事か。それを称して「科学文明」と声高に言い切る科学者の愚かさは、悲しさすら出てこない。核兵器や原子力エネルギーの開発にしても、これほどの愚行はないだろう。人類という生き物がこの地球上にどこらへんから登場したのか?は、知る由もないが、おそらくは12000年前くらいの事だろう。なんかの突然変異か間違いか・・・で、人間という動物ができたとしたら、俺たちは、はじめから奇形生物なのではないだろうか?考え方、行動、戦争、宗教、差別・・・今まで人間の歴史に登場するあらゆる事柄は、争いの中で作られたか、争いを経て作られたかのどちらかでしかない。という事は、はじめから、人類の立ち位置は、ローマ帝国滅亡の要素ともなった、自然破壊とどん欲に裏打ちされた自己破滅型の思想にあるのかもしれない。ヒトラーのユダヤ人虐殺、中国の未だ続く内戦、ミドル・イーストの不均衡な宗教思想。どれをとっても、子供の頃に見た広告や、マンガや映画、おとぎ話や夢物語に出てくる素晴らしい世界など、見えてこないものが大人になればなるほどわかってしまう悲しさ。欲望は利権を生み、利権はその維持を促す。悪を維持するには、嘘と虚飾が必要で、そこには断固とした利害関係が生まれる。利害関係は戦いを生み、恐怖はそれらを払拭するべく一方を破滅に追い込むように計画される。ところが、あまりにも急激な計画の準備は、失敗を生み、失敗は、やがて破滅へと向かっていく。人類が残したほとんどの歴史は、「破滅」という危機に満ちている。俺がネガティブな人間だからこう考える訳でもないと思う。嘘だと思ったら、簡単な歴史書でも読んでみるといい。人間は、常に自分たちの失敗を繕いながら歩んでいるようにしか理解できない。という事は、今ある現状は、繕いすぎてもうボロボロの服をまとったやせこけた老人のような人類の姿ではないのか?結局地球という生半可な生存能力では生きていけない自然条件を、なんとか取り繕いながら生きながらえてきたのがこの1万年の人類の歴史だったのではないか?とさえ思えてしまう。海は、命の母体である。

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