国を当てにしてちゃだめです!
石井竜也
12.04.28 01:17
顔ぶれをよ〜〜〜く、見て下さい。どこにこの国を憂いて、命がけで、一生懸命手を差し伸べるような政治家がいますか?権力とは、人を変えるものです。一旦その深淵を覗き込んだ人は、権力という悪魔に取り付かれるか、圧死するかのどちらかです。だから、自分をしっかり持って、自分の身の回りから始めましょう。なんでもいい、花壇を作るもよし、自分なりの信仰心をもつのもよし、いくらでもやる事はあります。手をこまねいて見ているだけならば、時間は、ただただ過ぎ行くばかりです。本当に、お辛いでしょうが、ここは、「気」を強く持って、失ったものの大きさを心にしっかりと刻み込み、これからの自分の「人生の設計」をしましょうね。人はそれほどつよくない・・・それも解ります。しかし、前を向こうとしなければ、亡くなられた方々の御霊もまた不幸になってしまわれる。少なくとも、天国に召された皆様のお心が穏やかになられますよう、我々は、しっかりと、自分の足下を見極めて生きていきましょう。そして、今日を生きている人間として、胸を張れる時間を過ごしましょう。それは、寄付をする事でもないし、ご不幸に見舞われた人々へのお悔やみの気持ちでもありません。貴方自身の人生が輝くように、生きる事です。人はそれぞれどうしようもなく弱々しい部分と、とんでもない火事場の力持ちのような、不思議な輝きの部分を同時に持ち合わせているものです。他人の可能性をうらやんだり、他人の立場に翻弄されるより、自分自身の足下をよく確かめ、崩れない足場を確保しながら山を登るんです。足場が崩れたなら、どんなに無様でも構わない、何かにしがみつきなさい。それで貴方の命が助かるのなら、それが一番です。結局、『国を当てにする=人任せ=方向が解らない=夢もない=与えられる人生』。そんなの嫌でしょ?・・・だから、ゆっくりと、ゆっくりと、顔を上げていきましょう。どうせ、水桶に顔を沈めていられるのも、2分と持ちません。苦しさで、自然に顔は上がります。問題は、その時、何に気がつき、何に自分の心を向けていくか?という事ではないでしょうか?そういう大人達の行動を、きっと、子供達は見ています。そして、いずれは、その姿を見本にして、人生の苦難に立ち向かっていくのです。貴女は貴女でいい。それ以上でもそれ以下でもない。貴女は貴女なのですから、それでいいのです。未来には未来の運命が横たわっているだけで、起きてもいない災害や、起こってしまった悲劇を一生引きずりながらの人生は、薄暗いものです。出来れば、素晴らしい事を考えましょう。自分が清々しい気持ちに至る道を探しましょう。心まで透明にしてくれるような風を感じましょう。貴女は今でも、十分に強い人間です。しっかり、自分と向き合って、この世界と時代を見ていきましょうね。大丈夫、きっと、乗り越えられる日が来ます。だけど、その日は何月何日と言ったような決まった日にちではないのです。気がつけば必至で生きてきたある場所が日のあたる場所だった、と思うようなもので、落ち着きを取り戻したある日に思い出すようなものです。だからこそ、小さな日常がどんなに大切か・・・。美しさは、意外にも身近にあって、あなたを待っているものです。探してあげなければ、かわいそう。