失敗という戒め。
石井竜也
12.06.17 13:23
よく世間で多い出来事としてあるのが、他人の失敗で自分も引きずられてその失敗に加担させられてしまう・・・という現実。これ、意外にも多いのです。これはよく考えれば、自分一人で頑張っていても、実は誰かに後押しされているんだ!という事で、人は必ず人との輪の中で生きている事を実感させられる瞬間ですよね。しかし、こういう場合、必ず、失敗したその人を恨むか怒るか、軽蔑したりもしてしまうものです。そういう場合、必ず、失敗したその人の今までの努力も加味して、怒った方がいい。全体の責任になるのだから怒って、これ当然。人間だったら、とばっちりを食うのは、ご勘弁と思うのは自然な気持ちですよね。でも、その人の努力を鑑みて怒るのと、その人の人格を無視して怒るのとでは、話が全く違ってきます。投げかける言葉も違ってきます。もし、貴方が努力をしたにもかかわらず、自分の小さな失敗で、責められたとしたら、怒り方をよく見ているといい。貴女を思っての怒りと、貴女をもっと成長させたくて怒る戒めでは天と地程違います。人を人としてみていないような上司だったら、貴女がだめになる。人は、苦境に立たされている人間をどう見ているかで、その人の人格の深さが解ります。つまり、大きな心の持ち主か、自分の事しか考えない利己主義かが、そう言うときにこそ解る物です。普通の状態のときに優しい猫なで声は誰にでも出来ます。しかし、失敗や、突然のアクシデントが起こったときにこそ、その人の本質が見える物です。失敗を貴女への戒めとして、注意してくれる人が本当の人情味のある人と、いうのです。