「命」はね・・・・。
石井竜也
12.07.18 17:24
『命』はね、君のためにある事をまず忘れないで。その次に、君の存在そのものが『命』である事を考えて。そしたら、他の人にも、同じ尊い『命』がある事を考えて。そのどれもが、時に強く、時にはかなく、波うちながら、人生を未来に向かって進んでいる事を、感じてみて。そうすると、君が痛いと思う事は他の『命』も痛いという事が見えてくる。ここで、初めて自分が『人』だと思えるんだよ。『命』には、必ず始まりと終わりがあって、それはまるで、地球規模・・・いや、宇宙規模の演劇のよう。物語なんかでは語り尽くせない程の点滅を、常に語り続ける永遠の巨大な叙事詩のよう。一瞬一瞬が積み重なり、一つの『命』が鼓動とともに点滅している。聞こえない声、見えない真実、無関心よりも「知らない」という怖さ、不条理を受け入れている不自然な生活、道の見えない暗闇の荒野、どこに行くのかを忘れた「渡り鳥」の群れ、愛情を利用する「本当の悪」、交わり・別れ・出逢い・離れる、まるでホタルのような光景、まだ地上にいたかったのに、空になってしまった星々、又自ら星になってしまう、はかない光り、涙の向こう側に日差しはあるのかな?この悔しさの果てには、穏やかな風景がひろがるのかな?『心』を込めて作り上げた小さな夢は、いとも簡単に壊れる物なのかな?絶対に動かないだろうと、思っていた巨大な石が、実はいとも簡単に流されていく事を知ってしまった、悪夢だとばかり思っていた事が実は、愛情の裏返しだったなんて、空が同じ日がないように、海が同じ色にはならないように、樹木が一枚も同じ物がない葉をつけているように、人もみんな違う事が『命』なんだ。それが自然なんだ。君の心地よさを、20%解ってくれる相手がいればいいね。君の幸せを30%共有出来る人がいたらいいね。君の苦しさが40%解ってくれる人がいたらいいね。・・・だけど、誰も君の100%は理解出来ない。君が他の人を100%解らないように,,,。