この時代の意味。
石井竜也
12.08.19 06:51
領土問題や、経済問題に揺れる政府と、どこに操られているのか?原発問題の見えない最終決着。中国では、貧困と飢餓が凄まじい様相をみせはじめているらしい。おおよその他国の意見や忠告、日本の過去の失敗にも気を留めなかった中国共産党の国民への弾圧と、経済格差の是正と対応が遅れた結果がもう既に出来はじめている。巨大国の急速成長には、とてつもない『ツケ』が、ある物だ。国内総生産(国民一人の経済基準値)は、信じられない程の貧富格差を生んだ。そして、「作る国、中国は空気に値段を付け始めた」投資や権利にお金が集中しすぎて、物を作る人々は、経済のいちばん後ろに下げられた。一方、日本はどうだろうか?中国の火事を対岸の火事と、受け止めていていいのだろうか?いいはずがない、毎年、黄砂は、嫌でも飛んでくる、世界一の中国、当然、海も汚染されている。しかし、福島の汚染とは、比べ物にならない。このアジアの海は今、瀕死の状態だ。今、このアジア圏の均衡は、酷く歪んだ状態にあると言っていい。これは、一体どういう事なのだろうか? この隠蔽体質地獄をアジア諸国は、どう切り抜けていくのだろうか? どうも俺には、この時代は既に影に入りつつあると踏んでいる。西側では、既に次の時代の形が決まり始まっているように思うのだ。中華人民共和国の崩壊は、おそらくアジアの連携の終焉を意味する。(まあ、これも今まで、さほど連携と言えるまでの事にはなっていなかったが・・・。)現ロシア政府もこれには、忠告を発しているくらいだ。そうなると、これは我々「黄色人種」全ての問題になってくる。経済発展と、安い人件費が売りだったアジアの崩壊は、人口調節に向かう事になるかもしれない。既にアフリカで、実際に行われている事は、内乱への武器輸出と、人口の削減目的ともとれる、主に西側諸外国が影で操る国の崩壊どころか人種と大陸の大掃除でもしているかのように見えてならない。この地球におそらく70億人が豊かな生活を享受するのは、まず無理だ。そうなると、人減らしがはじまる。おそらく、あらゆる意味で低い水準の国から淘汰されていくのだろう。そして、あくまでその水準を決めるのは、西側の白人による物が大きいだろう。草食だと思っていた動物が肉を食べ始め、自然を愛していたはずの人物が急に土壌を犯し始める。今や、中国のゴビ砂漠は、この好景気に作られた何の科学的根拠もない治水事業(ダムや河川変更事業)で、広がり続け、中国の国土をますます、人の住めない国へと進ませている。その浸食は桁外れに急速な物だ。ここで急に日本の今が首をもたげてくる。なぜ、急に尖閣諸島問題なんだ?それも、原発事故を隠そうと政府は放っておく始末。話題を、電力や経済に持っていってほしくないのだ。この国もまた国の中枢、特に経済的中枢は、西側と手をつないでいるのだろう。既に、アジアでは、あらゆる国で、内紛の危険度は日増しに上昇している。ここに地球温暖化を重ねて見ると、恐ろしい事になる。そして、各地で頻発している自然災害の猛威。自然環境の変化と経済は、意外にも、同じ線をたどるグラフになるのではないか?人間の人生を考えるときに、環境は後には回せない。人間は、たったの50年で、地球の2000万年分くらいのエネルギーと、環境破壊を引き起こしている。これが仏教で言えば、末法思想であり、西側で言えばカタストロフなのかもしれない。地球自体が呼吸をする生き物だとしたら、今の状況の人類をそのまま、のさばらせているだろうか?原子爆弾の数百倍の威力を持つ巨大原子爆弾から、そのまた数百倍の「水爆」実験まで行き着いたアメリカは、自分で、そのパンドラの箱を閉める程の勢いに実験を中止したほどだ。ここまで行ってしまった、世界の文化文明、宗教観や精神性は、もはや人知を超えた結果を生むのだろう。きっと、この世界の淘汰は、人類が考えるべき現実を遥かに上回る憩いで急にくるのだと思う。そうやって、この「蒼い星」は、広大な宇宙で46億年を必死で生き抜いてきたのではないか?社会にも自分の位置や関係があるように、大自然にもまた、あるべき存在位置がちゃんと決められているのかもしれない。人類は、その位置を自分で変えてしまった。・・・これからどうなる?