「問題の提起」
石井竜也
12.09.15 09:12
ここは、ただ悪戯に、安心感だけを共有する場所にはするべきではないと思うのです。お互いが、より前向きに、この状況への対処を、情報交換という方法をとって、少しでも自分の管理、または、大切な人を守る体制を模索出来る場所でなければ、意味がない。確かに、不安にさせる書き込みも、ある事でしょう、しかし、現実は現実として受け止めなければならない時期がやってきている以上、政治家の様に、「パニックになるから、本当の事は教えない」なんて言うへりくつはもう、この国には、存在出来ない理論になっているのです。だからこそ、心を高め合い、時には本来の今を見つめる意見も必要なのではないか?と、思う訳です。現実逃避で、済む問題ではないだけに、向かい合う勇気と、受け入れるだけの覚悟が必要ではあります。しかし、実際に六ヶ所村では、各地から既に運び込まれた使用済み核燃料約3000トンが貯蔵プールを埋め尽くし、ほぼ満杯状態だそうです。もしこのまま、原子炉を全て止めても、放射性生成物の危険は、全く同じ。その廃棄物をどこに捨てる、あるいは、保管していくのか?この状況を作る前に、この事を考えて政府は動いていたのか?・・・んなわけねえか。俺たちは、自業自得と言われないように、踏ん張らなければならなくなった。「どうしたらいいのか?」個人個人違う、核物質の汚染状況(つまり体内被曝)は、免疫力の低下と、本来その人が持ち合わせている、各臓器の脆弱な部分から、発症するものだと言う。だから、自分の内部の弱い部分を、保護する工夫と、健康管理への意識の向上は、これから生きていくためには、必要不可欠な条件になる。まずは、「自分管理」から、始めてみてはどうかな?小さな目の前の事が、本当に大切な事なのがよく解ると思う。あの震災、福島の今から、何か、未来の自分たちや人々に、良い意味での警告をうながすのも、個人的にも出来る事だと思うのです。なにも、街頭に立って演説しなくても、仲間同士の連携をくんでいくとか、家族で、一週間に一度は、『命』や『平和』について話し合うとか、・・・やり方は、その人の人生に即したいちばんいい方法があるはずです。あまりにも、自由奔放な生き方をすれば、自滅の道は、免れません。だから、「今がいちばん大切」と思う事です。10年後の事を、恐れて、今をおろそかにする程、愚かな事はありません。とにかく、今をどう生きるか?という自分の選択として、責任を持たざるを得ないのです。結局それが、最上の方法でしょう。そして、そういう一つ一つの積み重ねが、国民全体に行き渡ったときに、初めて民意の向上は成し遂げられるのだと思います。まだ、事故から2年も経っていません、だから、どれほど深刻な事なのかが、民意として行き届いていないのも事実です。だからこそ、せめて、ここで意見を交換している皆さんには、注意してもらいたい。備えていてもらいたいと切に願うのです。今、福島で起こっている状況は、いずれは、日本中を同じ状況にしていく事実です。注意深く、見極めていく事は絶対に悪い事ではありません。「これ以上、耐えられない」といって済むのなら、誰でも言いたいでしょう。でも、言葉だけでは、どうにもならない状況ですから、行動をしましょう。まずは、「自己管理」から・・・。