ここまで来たら、自分自身の生命力を信じましょう。
石井竜也
12.10.08 02:32
おそらくは、殆どの日本人が、自分の命の危険と、起こりうる災害と戦争や、ちょっとした国同士の確執、福島原発事故後の放射能の影響、それに伴い、自分やお子さんをお持ちの方々はお子様の未来を、加えて、今の政治不安に心を痛めているのではないか?と思うのです。こういった事は、遠くの出来事のように感じるのです。マスコミも信じられないこの世のなかで・・・(とはいうのものの、戦時中も嘘しか流してませんでしたけど・・・)ご自分で、調べた危うい情報にすがるほかない不安な日々を、社会生活と共にして行く事自体、非常に苦しく、大変な事だと思うのです。会社は、経営不信と雇用という地獄にあえぎ、従業員は、上司の訳の解らない鬱憤に翻弄され、何一つ建設的で、創造的な意見も出てこない。又出てきても、足の引っ張り合いで、せっかくの良いチャンスも遠のくばかり。今の日本人の過半数は、こんな生活なのではないでしょうか?これは、実は仕方のない事なのです。政治問題や経済問題、特に外交問題を絡む経済摩擦は、今に始まった事ではなくて、60~70年に一度起こる、いわば、ミツバチ戦争なのです。ヨーロッパを統一出来ず、とうとうギリシャの経済に端を発したユーロ破綻は、スペイン、イタリアと、拡大を広め、アメリカでは、リーマン・ショックからの立ち上がりに時間を要している状態。エネルギー問題は中東の激しさの度合いを増す情勢が立ちはだかり、世界に暗い陰を落としています。そしてエジプトから発生した中東危機に見られる宗教を盾にした、テロリズムの脅威と、シリア情勢。中国ではバブル崩壊目前を察知した超富裕層が、日本や、インドシナ、カナダ、アメリカなどに土地を買いあさり、国を逃げ出している状況。しかも、今までのバブルで、自国の国債を出し過ぎた中国では、元の高騰が止まりません。もともと製品管理と、ずさんな工業製品を作り続けてきた中国の商品に対する信用は、ガタ落ち。ヨーロッパでは、殆どの中国製品にマークをつける始末。全く売れません。そりゃ、そんなものを、高いお金で買う人なんか世界中どこを探してもいない訳です。そこに持ってきて、韓国の領土問題の危険な日本との確執。中国と韓国の歴史問題はもっと根が深い。また、ロシアの動きも、冷静に動いてはいますが、中国の出方次第でしょうね。まさに世界中が「水」と、「空気」と、「心」と、「生活・文化」が、経済論理に踏みつぶされようとしている訳です。こういう時には、自分を信じるほかないのです。自分のやるべき事を、社会人として恥ずかしくない態度で、堂々と、生き抜いて行くしかないのです。放射能の問題も、一般のお婆ちゃんでも、20マイクロシーベルトがどれほど危険なことなのかくらい理解してしまっている。、社会生活を営む一個人に出来る事は、自分の精神を守り、家族や友達と、出来るだけ、横に繋がって行く事です。その広がりは、やがて、この国の考え方や、周辺の国までも、影響し、憧れになるかもしれません。誰も、死ぬのは嫌なのです。誰だって、幸せを望んでいるのです。これだけは世界共通です。しかし、暴力的に圧力と、威嚇で物事が全て解決すると勘違いしている人も沢山いる事も確かです。こういう人は、一生救われません。救いというのは、自分自身の中からでしか出てきません。威嚇や暴力は、他人がいなければ成り立たない。相手が無視すれば、それでおしまいなのです。そういう人間に対して、無視出来る強さを持ちましょう。それは政治でも同じです。大きな事があなたの本の隣にある事を常に忘れては行けませんよ。こういう時代です。何が起こるか正直解りません。専門家とか言う人の意見もマチマチ、買った本の著者も、出版会社の顔色を見ながら、言葉を選んで書いているに違いない。そんな情報が反乱しても、それが本物の情報と言えるのでしょうか?自分の中心が、どこにあり、一番の大切な物を守るための方法を、考えておく事は、絶対に、悪い事ではないです。臆病と呼ばれた人が、生き残る。それは、臆病ではなくて、『備える』という知恵を使っていたからでしか、ないのです。このごろ、なぜかコンサートの移動中に『MY FATHER』を聴く事が多くなっているのです。自分の立たされている場所が、忙しさや、不安で揺らいでいる時には、自分が生涯尊敬し続けていくであろう「人」の事を思いましょう。生命力とは、どん欲な事ではありません。慈愛と、言葉にならない心の中の存在の事を言うのです。福島原発は、再稼働を目指しているのでしょうか?・・・トホホ・・・だとしたら、この国は、他の国の事を言えるレベルではないという事になりますね。