気がつく勇気と、重要性。
石井竜也
12.10.12 05:32
世の中には、知らない方が良い事もある・・・確かに、世間で生きていれば、絶対に知るどころか、知り合いになっちゃいけない闇の社会もあるし、また知った所で、自分には何の役にも立たない事も星の数程あるのは確かですよね。危険きわまりない場所へ自分から興味本位で飛び込む程、愚かな事もないですしね。だけども、俺たちは意外にも映画や小説/雑誌/インターネット等から、その知らなくても良い事を読んでいたり、興味をそそられていたりする傾向がある事は認めるでしょ?それから、こんな事もある。「自分とは全く関係のない別世界の出来事だよねこれは!」と決めてかかっていた事が、実は近くに暗黒と付き合う奴がいたり、いきなりイラクにボランティアに行っちゃったりするような人を知る事や、昨日まで普通より丈夫な人だと思っていた人が、実は不治の病と必至に闘っていたとか、とにかく、生きていれば、いろいろな境遇や状況の中で生きている人に出会う事も結構ある。一番理解していないのが自分自身の事だったりね。つまり、こういう事なんだろうね。知らなくても良い事だから知る努力はしない!と自分で防御しても、意外に知りたくない事程、知るきっかけに出合う事は多いのかもしれないよ。興味がないという事と、無関心は紙一重だよね。興味がないという事は、多少はそう言う世界がある、若しくは、少し知り合いにそんな奴がいて、あまりにも遠い友達なんで今まで気にもしなかった・・・。無関心は、そんな世界がある事さえも気がつかなかった・・・と、だけど、うっすら意識はしていたとかね?世間で言うとこの社会の裏側に生きる諸悪の権化みたいな世界も、意外と閑静な住宅地のど真ん中で堂々とやっていたり、自分は、気をつけていたつもりだったけど、つい勧められた物が違法の物だったり、まさかの淑女が、豹変すると、全然違う人格になっちゃたりとか・・・世間は広い様で、生きている生活空間なんか、海外旅行でも行かない限り、そんなに広くはないからね、普通は。だからまさか、自分の生活範囲の中にそう言った、ニュースじみた世界が入り込む事や、引っ張られる事はまずないだろうと、思い込む。それに、その時の自分の状況にもよるよね。何かにとことん、自信をくじかれて、落ち込んでいたり、家庭事情が思わしくなかったりすれば、人間、そう言う所ほど、顔に出る。だから、弱い人を狙って、近づく「悪」も多くあるよ。経験上、そう言う弱腰になっている人間をターゲットにする悪人程、「真摯で優しい」ね。また、心が追いつめられているときには、こういう奴の本性が見破られないもんだよね。なんせ、こっちに余裕のないときに攻めてこられちゃ、良いようにされるよ。「人を信じるな」とよく世間じゃ、言うけど、全く信頼をしないで人と付き合う事なんか人間に出来るのかね?・・・ま、無理だね、人間どっかで、信用をしなけりゃ、仕事にも生活にもならない。だから、多少のリスクを承知で相手とも付き合う。たまたま、そう言うときに、知らなくていい世界を知ってしまったりね。だから、情報は持っていた方が良い。世の中で知らなくていい事なんか、ない事がよく解る。「対岸の火事と思ってみていたら、突然タンカーが降ってきた」とかね。とにかく巻き込まれる事故もあるし、知らない間に自分の名前を使われていたりする事は、こういう時代じゃなくとも、これだけ複雑怪奇な社会形態であれば、出てくる可能性は十分にある事を、考えておいた方が良い。自分は離れているつもりでも、相手から寄ってくる事の方が多い、悪の世界。対処方法さえ知っていればなんとでもなった事が、恐怖と、弱っている心に負けて、いいなりになってしまうなんて事は、世間でいくらでもある。「気をつけろ、甘い言葉と、泳いだ目」