昨夜の冊子の途中の続き、パート2です、が途中また途切れます(すみません)
土筆
12.10.27 23:48
どの結果も、私たちが原発事故以前から食事で摂ってきた自然放射線量(年間0.4ミリシーベルト*)の約1/20〜1/130〜の量でした。
*原子力安全研究協会「生活環境放射線(平成4年)」
Q3今の私たちの食事で、子どもたちの健康は大丈夫?大人の健康も大丈夫?
A3科学的にみて心配する必要はありません。
食品安全委員会(内閣府)では、昨年の原発事故の後、国内外の約3300の文献を整理し、専門家による食品健康影響評価を行いました。
その結果、放射線による健康影響が確認されるのは、一生涯で、自然放射線など通常の一般生活において受ける放射線量に加え、おおよそ100ミリシーベルト以上と判断しました。
そのうち、子どもは、放射線の感受性が大人より高い可能性があると判断しています。
ただし、子どもは体内からの排出が早く、食べものの摂取量も少ないことなどから、食事から摂取する放射線量は少なくなります。
一方、原発事故の影響により、実際に私たちが食事から追加的に摂った放射線量は、今まで摂ってきた自然放射線量(0.4ミリシーベルト/年)と比べてもきわめて少なく、仮に最も増えた場合(0.02ミリシーベルト/年)*でも、80年間摂り続けて1.6ミリシーベルトです。
お子さんを含め、科学的にみて心配する必要はありません。
*厚生労働省調べ(Q2参照)
Q4自然放射性物質も、人工放射性物質も、健康への影響は同じなの?
A4健康への影響は同じです。
放射線が私たちの健康へ影響を与えるしくみは、自然放射性か、人工放射性物質かで異なるものではありません。同じ線量なら、健康への影響は同じです(その影響は、すべてシーベルトで表します。)
Q5少量であっても、放射性物質を普段より多く摂ることは心配です。どのような食生活が体にいいの?
A5バランスの良い食生活が大切です。
痩せ過ぎや肥満、塩分の摂り過ぎは、100〜200ミリシーベルトの放射線を受けた場合より、がんになるリスクを高くするという研究報告があります。
また、カリウムはナトリウムの排泄を促し、血圧の上昇を抑えるなど、健康を保つのに必須の栄養素です。カリウム40は、カリウムに一定比率(0.012%)含まれているため、カリウム40だけを避けることはできません。
ごく少量の放射性物質の健康への影響については諸説ありますが、野菜や果物などからカリウムを摂り、食品をバランスよく食べる