MIND BBS 〜掲示板〜

今年も訪れた『GROUND ANGEL』の季節。

石井竜也

12.11.10 10:45

11年目になる『GROUND ANGEL』の今年のテーマは、「過去に学び、今日を活かす、そして明日へ夢をつなぐ」という意味で『TOMORROW』という言葉を掲げております。混迷する世界情勢の中で、ことのほか、アジアの様相はここ1年で随分と変わってしまいました。まさに愚策の連発と、政治主導のふがいなさが生んだ、悲劇。あの震災犠牲者の皆様の御霊に、この状況をなんと言えば良いのか? 私たちは、自然と科学の恐ろしさを身をもって味わっています。そこから何かを学ばない限り、日本人ならずとも、人類の歴史はそう長くはないでしょう。どんな生命でも、身の危険や時代の山を越えて、初めて進化をしていくのです。世界が殺し合いを止めなければ、未来の社会は不透明なままです。また、イデオロギーや思想などにより、かたくなに欲望のままの自己主張を続ければ、絶対に破綻は見えてくるはず。それも解らずに突き進むほど、人類は馬鹿じゃないと思いたいですね。去年の出来事から今年のこの国の中枢は、まさに無政府状態。原子炉のメルトダウンという、世界でもいくつもない大災害を、密室で協議し、ド素人同然の人間が安全基準を適当に設定し、無駄な被曝を同国民にさせるという愚行。日本の強靭なる経済理念もの威力を使う意欲も、情熱も、勇気も全くなく、ダラダラと時間だけを費やした今年の上半期。一体、彼らはあの脅威をどう受けとめて、どう処理するつもりなのか? 全く理解不能。福島を見て見ぬ振りを決め込んだ、この政党の罪は、歴史に残るほどの重い罪です。私たちは、今回の『GROUND ANGEL』を通して、明日への希望と、一つの命の尊さを訴えていこうと思います。きれいごとに聞こえるかもしれませんが、こういう時代には、奇麗なメッセージがいい。恥ずかしいとか、臭いから・・・とか意味のない、吐き捨て言葉は使いたくない。美しい言葉は、やっぱり、人の心に残ります。津波と言う『想定内』(*この国において大地震の次に津波というのは、想定外ではなかったはずだ!)の大災害は、まだまだこれからの戦いです。くだらない目先の事より、大きな視野の未来像が求められています。・・・・それにしても、3大学不認可問題は、青年達に何を考えさせたろうか? 文科省という重要な役職には、人格と品格が求められる。教育の一番の果たすべき役割は、青年に品位を教える事と、大胆な発想を自由に引き出させる事である。思いつきで物を言う人間になんか、与えるポストじゃない。これは任命責任の大きさを表し、また、国の中枢の許容範囲がどれほど小さいかを、知らしめた人選ですね。科学、政治、経済、文化、このどれもが、卓越した知識と基盤、そして勇気が必要である事に変わりはない。少なくとも、サンドイッチのように考えを異にした国に挟まれて、生き延びてきた日本は、本当はもっとたくましく、もっと理性的で、冷静だったはず。早く、そういう国に戻ってほしい。今はそれしか、言えないのが、悔しい。今のこの国に、年齢も性別もない。みんなの創意工夫と理念が、国を変えていくのだと思う。・・・一人ずつからはじめればいい。

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