夢中という宇宙。
石井竜也
12.11.11 23:16
人が何かに夢中になる事は、実は宇宙との交信が出来ているのではないかと思うのです。エネルギーは、数あれど、精神的エネルギーというものは、未だに科学の分野には登場出来ないでいます。だけど、考えてみて下さい。体の小さな女性が、立派な赤ちゃんを産み落とす時の凄まじいまでの迫力。末期のがんの死の際に、渾身の力で、「ありがとう」と言う父親。最後まで自分の命も顧みず、津波に飲み込まれるまで、避難誘導のアナウンスを流し続けた、市役所の女子職員。零下の水の中から、何人もの、溺れた人々を救ったタクシーの運転手の方。こんなにも他人任せの国でも、起こった真実は、あまりにも古代から教え込まれてきた日本人の品格でした。我々は、特別な土地で暮らしています。決して、揺るがないような大地でもありませんし、いつどこの国が襲ってきてもおかしくない状況は、神代の昔から一緒です。でも、我々日本人は、たくましく、又ある時には、自分たちの文化に誇りを持って、決して虚勢を張る事なく、これまで生きて参りました。日本人が一旦夢中になれば、必ず、世界を変えてしまうようなものが作れると思うのです。それは、日本人が自然宗教を旨とし、あらゆる宗教を拒まず混ぜ合わせ、日本流の流れを作る天才だからです。自然との対話と、慈しみを胸の中心においた民族は、絶対に滅びません。自然を敬い、自然を脅威と見なしている人々は、宇宙との交信も実は出来ているのです。それは宇宙人とか、UFOとかじゃなく、宇宙自体に存在しているエネルギーの事です。自然は、宇宙との直結する条件です。間に予言者も、奇跡もありません。ただそこに存在するものを信じ、敬う精神を、宇宙は敵と見なさないからです。我々はこの小さな島国で、途方もない事を、学んできたのです。もっと、自分に自信を持って生きて行って下さい。日本は、本来素晴らしいのです。