MIND BBS 〜掲示板〜

切迫した恐怖。

石井竜也

12.11.13 00:51

福島原子力発電所で起こった原子炉の爆発は、未だ全く収束はしていない。第1段階の危険は去ったと、情報を流されたが、1号機から4号機までの全ての、原子炉が未だ収束の確信を掴んだ現状はない。特に4号炉の崩壊は、あらゆる放射性生成物(死の灰)、ガンマ線や、アルファー線といった危険な放射線を広範囲に出し続けている。使用済みの燃料棒が壊れた原子炉のすぐ上に位置する部分にあり、崩壊熱が未だに安定せず、危険は、まだ100%なのだ。何のための第一段階なのかが、全く理解出来ない。電気系統が用意出来たというだけで、未だに1号炉から4号機には、人も入れない場所が、数多く存在し、よって、未だに崩壊の脅威が終わった訳ではない。使用済み燃料棒貯蓄プールの下に支えのために入れた鉄骨も、殆ど時間を稼げない工事時間では、大した事はできていないだろう。そうなると、今、この日本で、一番の脅威は福島第2原子力発電所の4号機という事になる。この燃料棒が海水や冷却水の重みに絶えられなければ、当然崩れ落ちる。自ら飛び出た燃料棒からは、膨大な放射能がメルトダウン状態のまま、空気中に拡散し、関東一円どころか、日本のほぼ全部にホットスポットを作り出すだろう。2号機の状況も恐怖だ。ここは線量があまりにも高く、建物の中に入れない状態だという。去年の早い段階でメルトダウン状態のままという事は、地下の水脈や、海水にまで、高濃度汚染を、まき散らしている可能性は、否定出来ない。ストロンチウムや、プルトニュームならずとも、高濃度セシウムや、その他放射性物質を未だに出し続けているとも言われている。もし今の状態の2号機の建物に入れば、8分で命はない程の汚染状況なのだ。これを考えると、剥き出しになった4号機の出している、あらゆる放射性生成物の濃度は一体、どのくらいのものになるのか?しかも、専門家も入れない区域があるにもかかわらず、強制避難勧告をしないのは、一体どういう事なのだろうか?この国家の危機感を、全く放送しない報道機関の気が知れない。気象庁や、環境省、文科省、いやいや国家のあらゆる部所を、総動員させて事にあたらなくてもいいのだろうか?・・・答えは絶対に『NO』だ!これは壊れた機械を直している作業の様に取りざたされている所が問題のすり替えなのだ。これは事実上の国家的危機であるとともに、途方もない事件である事を、国内では軽視した報道しかなされてはいない。もしも直下型の地震でもくるものなら、1号機から4号機に至るまで簡単に崩落するだろう。このスピードで、本当にいいのか?人々を避難させなくて、本当にいいのか?ちなみに4号炉だけが崩壊爆発するだけで、東北から中部地区まで、その汚染の範囲は拡大するという。どの専門家の言葉も、恐ろしく一致しているのはこの点だけだが、それが、どういう意味を表しているかと言えば、必ず、日本の国土の3分1が高い被曝を受けるという事だ。東京電力は、廃炉に向けた戦いをしていると連呼するが、チェルノブイリの教訓があるにもかかわらず、1年8ヶ月も野ざらしにしっぱなしの日本の対応の遅れは、それだけ、チェルノブイリよりも深刻である事を、表している。人が近づけない程の高濃度の汚染と、未だに遅々として進まない状況は、そのまま、放射熱爆発の危険性に何ら事故直後から危険度は変わっていないという事だ。状況をよく確かめ、精査して、判断をするための情報を集め、世界中から専門分野の力を借りて、有識者による対策本部なるものは、出来ているのかと調べたら、細野復興災害本部しか稼働していないような現実。これは一体何が起こっているのだろう?それで十分だとでも思っているのか?いっその事、国家崩壊委員会に名前を変えた方がいい。野田総理の所信表明演説に出てきた「国民の生命財産を守る」というのは、政治家として、当たり前の公務であり、表明なんかしなくていい事だ。・・・・当たり前なんだよ。いずれにせよ、福島の状況は、絶対に目を離してはいけない。今、あそこで指示系統を行っているのは、本当のプロフェッショナルじゃない事を、しっかりと肝に銘じておくべきだ。頼むからせめて、福島周辺の風の向きを、もっと端的に報道してほしい。それでも、俺は日本の底力をまだ信じている。危険きわまりない状況だが、きっと、日本の技術者の粘り強い対策に、絶対に沈静化すると信じている。ここに来ている人たちには、言っておこう、「けだるさ、頭痛、鼻血、不可解な皮膚異変、極度の疲労感、風でもないのに高い熱が出る、何もやる気がしない程身体が重い、視力が一ヶ月で異常に下がった、免疫力の低下によるあらゆる疾病が起こり始めた」こんな症状は、すぐに病院に駆け込んで下さい。福島はもちろん、近隣の県にお住まいの皆さんも、常に自分やお子様の身体の変調に備えていて下さい。そして、最悪もし4号炉がもう一度再臨界を起こすような事があった場合、絶対に100キロ以上は離れましょう。このくらいの事を国は対処出来る力を持っているのだろうか?それより、こういう事も視野に入れた対応をしているのか?の方が問題だな。

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