MIND BBS 〜掲示板〜

心の灯火。

石井竜也

12.11.20 01:20

東日本大震災・後のこの国の政治世界を見ていると、我々国民は、一体どんな人たちに今まで命を預けていたんだろう?と目を疑いたくなるような場面もあり、心が張り裂けそうな不安と、怒りを感じている方も沢山いらっしゃるのではないか?とお察しいたします。特に顕著にこの国の病巣を見たのが、福島での原発事故だった訳です。次々に水素爆発した経緯には、諸説あり過ぎて、どれが本当の事やら理解出来ないように、かく乱作戦がとられましたし、福島県には、細かい説明もなされてはいないこの現状。今になって、ノコノコ大臣が視察しているみたいですが、あそこで日々を営まなければならない人の気持ちを、踏みにじるような関係者の発言の数々を聞いていると、人間の心を持ち合わせていない人々には、もう何も期待出来ないとまで、感じさせる始末。政治家の役割には、人の目線に立った行動・言葉で、少しでも被災地のみなさんに『心の灯火』をつけて行くということもあるのではないでしょうか?弱って、悩み込んでいる人々に、東電の対応はあまりにも不誠実です。百歩譲って、東電が少しでも事故反省の立場から物を言うのであれば、事故の経緯に完全に不備があった事くらい、認めなければならないのではないでしょうか?原子力は安全、「絶対に事故などおきない!」風な事を言い放ってきたこの40年でしょ?どの政党がやったとか、正義の味方は誰だという前に、いっぱしの大人の対応であれば、「どう陳謝したらいいのかさえも思いつかないほどの大事故を引き起こしたのは、何十年も前から指摘されていた津波による電力供給の全面ストップを、もっと早い時点で問題視し、津波よけの防波堤の増強などをもっと早い段階でしておくべきでした」と、キチンと謝るくらいの態度は見せるべきだと思う。それに、何度もこの話題には触れてきましたが、メルト・ダウンの危険性がある場合は、避難勧告を行うのが、原子力の鉄則です。それを有識者は「忘れてしまいました」政治家は「別段、今の状況で命の危険はありません」の一点張りだったじゃないか!この事で、どれだけの人間が心に傷を負い、また悲しみを増大させられたか・・・。元の総理大臣が演説した有楽町で、罵倒される自分をかばう。信じられますか?礼儀・礼節は、日本人心として、当たり前のように持っているであろうと、少ない期待に懸けていましたが、腐っているリンゴを、新鮮にする事は出来ないんですね、やっぱり。せめて私たちは、真摯にこの時代を受けとめねばなりません。なぜなら、この灯火は、自分でつけ、次に受け渡さなければならないのが、ようやく解った気がします。ヌカにクギをさすような、何の対策も講じない政府には、もうあきれて物も言えません。灯火は、他人や国民に転嫁(点火)させるしか方法がないとまで追い込む事で、「なんとか、自分らでやるだろう?」的な今の時代です。

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