何もかにも忘れるなんて出来ない。
石井竜也
12.11.26 11:41
人は、「濃厚なる記憶」を忘れるなんて出来ない。でも、薄らいで、なにがしか美しい思い出と共に、思い出を通り越して、一つの物語になる時が必ずくるものだ。大きな力には、到底、人間など遠く及ばない。それはこの宇宙規模で起こっている事だからね・・・。でも、人間同士の争いや愚行は、人間が止められる。人は、愛や情だけでは生きられなくなってしまった。家財道具一式、新鮮にも新鮮を求める食の文化、電気・水道・ガス・照明、インターネットに全ての情報ツール・・・家族・家庭・伴侶・恋人・兄弟・姉妹・友人・知人・同僚・・・これでも生きられない、医療・教育・文化・文明、価値観・見識・認識・良識・社会的責任、疑い・信用・清潔・健康、好きな仕事・単なる仕事・納得賃金・納得の人間関係・そつない職場・安定財源、まだまだ、車・自転車・バイク・飛行機・新幹線、舗装道路・高速道路・国境・領海・私有地・家、これでもまだ足りない、観光・遊戯・息抜き・旅行・気晴らし・休憩・・・精神・理念・思想・宗教・人情・愛情・歓喜・感動、才能・容姿・貯金・保険・戸籍・名誉・自尊心・自意識・・・・要するに、生活という物が欲望と同居しなくちゃならないように、仕組まれ、また欲しているんだな。だから、このどれかが欠けても、『自分は不幸』となる。でも、全て享受したにせよ、次は『もっと幸福があるはずだ!』となる。こんなに一人の人間が持たなければならない社会は、とてつもなく大変だ。まるで、普通のように俺たちは生きているが、ここに大災害が来るとする、いや戦争でも良い、とにかく『天変地異』だ。そうなると、この何もかもが失われたり、崩れたりする。この地球上の全ての人が母親から、素っ裸で生まれてくるのも関わらず、大人になるにつれ、その肩に乗ってくる生きる要素が増えに増えまくる。おまけに、借金、義務、税金、謝罪金、お礼金、結婚祝い、香典、結婚式、お葬式、新築、改築、・・・はあ、もういい、これ以上上げたくない。よく考えてみて下さい。俺たちを囲んでいる物が全て、お金で成り立っている事。「真心」「優しさ」「人情」など、このパズルのどこに入れたら良いんだろう?「自分は、理想でありたい」と誰もが思っているのに・・・こうだ。理由は「生活と家族と人生があるから・・・」俺たちはもう、後戻りは出来ないのかもしれないな?