地震国、日本
石井竜也
12.12.08 03:25
私たちは、この地球規模の大変革期において、火山と大陸プレートの脆弱な場所に位置する国土の上に生きています。先日の笠子トンネル・崩落事故もおそらく地盤のひずみや、度重なる小さな余震などに、揺らされて相当痛んでいたのかもしれません。昨日、東北を襲った震度5弱を記録した、プレート型地震は、東京をも、その中に含まれている事を、改めて思い知らされた。関東近辺でも、地盤の緩い場所は気をつけなければならない。津波も1Mと言われたら、その街の奥の地域の場合、その3倍の高さになる事を想定した方が良い。しかも、津波は、何波にも分かれて襲ってくる。津波警報が全国に発令されるという事は、地盤の沈下や隆起、活断層の崩落などを、注意しなければならない。火山性地震とは異なり、プレート型の地震は、3〜4年前後に、大きな物を発生させる危険性があるというから、決して予断は許せない。もう一度言います。我々の国は、地震国です。常に備えなければならない、むしろ生きるための当たり前の考え方を持たなければなりません。みなさんも駅ビルや、地下鉄、高層ビルの上層部分にいる時など、ふと、地震を想像したりする事があるでしょう?俺も同じです。この間のFNS歌謡祭の時も、場所が40年以上経っている場所なので、「ここで地震があったら・・・」等と、考えてしまうほどでした。なんせ、数十メートル上には、巨大なシャンデリアが何個もつられているし、テレビのセットというのは、その時間限りなので、意外にもコンサートの時のように強固には作らないのです。発砲スチーロールやベニヤ板を貼っているとは言え、その裏には、鉄骨がうずたかく積まれています。そして、何よりも、何十トンものカメラが何台もクレーン状態でつり下げられている訳ですから、あの番組でなくとも、危険きわまりない状況下で、楽しい、ショーを作って行く訳です。俺はあまり人のコンサートや、パフォーマンスを見る人間ではないので、FNSのような形態でのショーは、ありがたい。時代感や、各アーティストのダメ出しやら、意外にも忙しく見て見ぬ振りをしている訳です。・・・でも、どんなに皆さんにこんな国の状況をひと時でも忘れさせることが出来たとしても、今日のような地震が来ると、僕らの世界はあっという間に、かき消されてしまいます。折角、力や希望がわいてきた矢先に・・・。なんともいたたまれないです。しかも、北朝鮮が何やら、ミサイル準備までこぎ着けやがって、また脅して日本から金をとろうとする始末。ホンコン・ドル紙幣には、「尖閣諸島は自分たちの物」というキャッチ・フレーズまで、刷り出してきた。とにかく国をまとめる力のある人物が総理大臣に早く就任しなければ、この国は本当に窮地だ。復興予算と防衛予算を、大幅に変えないと、この国は持たないかもしれない。しかも、民主党が行ってきた3年間で、アメリカや同盟国を軽視し、信用もされず、現実的には無政府状態が続いている。早くこの状況を打破し、原子炉の根本的見直しから、自衛隊の国防体制群としてのアメリカとの連携を、強固にし泣ければ、10年と言わず、中国の魔の手が襲いかかるだろう。中国の東シナ海の全面支配が進めば、石油や、輸入製品の運送路が立たれ、本当の意味で日本は孤立しかねない。絶対に言える事は、この国は今窮地に立たされているという現実を、国民一人一人が、感覚として持ち合わさなければならないのではないか?揺れているのは、日本ばかりではないようだ。世界中の経済理念が崩壊する中で、均衡もまた崩れてきている。次の戦争は本当の意味での人類絶滅線になるだろう。絶対に食い止めなければならない。こういう時にこそ、「冷静」になって、物事の濃淡を見極めなければならない。ちなみに、青森の情報がいまいち、うさんくさい。核廃棄物保管容器は本当にあの揺れで大丈夫だったのか?女川原発は、ヒビなんか入っていないか?・・・恐ろしい夢を見た。みなさんの心に平穏を・・・。そう願わずにはいられない夕方の東京でした。