13.01.04 01:59

この世の中、何でも経済単位での考え方しか出来なくなってきている事にまずは驚くよな。それって、まるで人を単位でしか判断しないという事でしょ？心や情なんか、見積もりも予算も立てられないしね。ましてや情熱に投資なんてしないしね。だんだん、人間らしい「たるんだ部分」は、はぎ取られ、結局はやせ細り、究極は骨になる。なぜ人間は死ぬのだろうか？なぜ、人間は老いて行くのだろうか？しかも、７０〜８０歳くらいの中途半端な時間をもらって、勢い良く動けるのは、たった３０〜４０年。ま、こうやって考えてしまうと、あまりにも悲しいから、生きている時期をとにかく自分なりの有意義な時間として全うしようと努力する訳だ。その短いとも長いとも言える時間の中で、人はいろんな事を経験しなくてはならない。しかも、その殆どが寂しさだったり、苦しさだったり、無常観だったり悲しさだったりと、ろくなモノじゃない。楽しさや充実感なんてのは、たいした長い時間あるもんじゃないし、ましてや幸福感なんて、つかみ所のない煙みたいなもんじゃないか？でもね、生まれたからにはこんな事をくぐり抜けて行かなくちゃならない。しかも、自分で巻いた種だけじゃない、社会現象や自然現象から身を守り、おまけに家族を守りながらね。これって、相当凄いエネルギーだとは思わないか？人は一生にどれだけ殴られるのだろうか？何度生命の危機を乗り越えるのだろうか？死ぬほどの心の痛みを何度経験するのだろうか？そして、そんな破壊的な恐怖から何度立ち上がれば良いのだろうか？立ち上がったところで、又新たな危機に直面しないという保証は全くない。だけど、俺たちは生きて行かなくちゃならない。自殺して楽になれると思ったら大間違い。多大な損傷を、周りにもたらすだけ。自分だけが死ねばなんでも解決だと思ったら大間違いなのが現実の厳しさだ。そう考えると、「楽しんで生きて行く」事を、選ぶほうが１０００倍も人生を楽に過ごせるのかもしれない。ところが、社会は資本主義の権化に惑わされ、振り回されて生きて行くしかない、大富豪になっても貧乏のどん底になっても幸せになれない構造になってる。「適当？」・・・それが答えか？それじゃあ、あんまりだろ！！