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被災地で灯油が必要な意外な理由

11.03.25 00:00

度々の投稿、申し訳ありません。

今、厳しい寒さで被災地には暖房が必要なのにもかかわらず、灯油がない、という理由に、意外な事情が隠れていましたので、ここでお知らせさせてください。

元、横浜市長の中田宏さんのブログから抜粋です↓

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http://blog.nakada.net/?eid=145406
「生きている人は我慢という判断」
2011.03.24 Thursday

(前文略)

私自身は、去る3月16日(水)に茨城県大洗町、ひたちなか市、19日(土)に福島県白河市、宮城県塩竈市、多賀城市、23(水)に宮城県気仙沼市、南三陸町に出向いて支援活動を行ってきました。
(中略)
塩竈市の佐藤市長からは「特に油が足りない」という要請に基づき、トラック1台とボランティアの車3台に灯油と軽油1300リットル、水、衛生用品などを載せて届けてきました。片道およそ350キロ、朝6時に出発し、戻ったのは日付が変わってからでした。

要請があった灯油は、避難所で暖をとるためだと思っていたら、現地で佐藤市長から「荼毘に付すために必要」なのだと聞いて驚きました。塩竈市は近隣1市3町分の火葬場を有しており、すでに500体以上のご遺体が保管されているということでした。
火葬場は大きな損傷を受けておらず、運転は可能だとのことでしたが、ご遺体を一体焼くのに約50リットルの灯油が必要で、その灯油が手に入らず困っていたのでした。

日々の報道でわかる通り、今回の津波は見上げるように巨大な堤防をも越え、大きな船舶や建物をいとも簡単に流し去ってしまいました。テレビには、頑丈な車も原形をとどめないほどペシャンコになってひっくり返っている映像が映し出されています。従って、遺体の損傷も激しく、寒い日が続いているとはいえご遺体は日ごとに傷みが進んでいます。そのうえ犠牲者のご遺体さえ荼毘に付すことができないというありさまに、今回の地震被害の大きさをあらためて思い知らされました。

避難所のストーブをつけるための灯油も必要なことは言うまでありませんが、そこまで十分な量は確保できない中で、佐藤市長は「避難所は寒いですが、生きている人には我慢してもらっています」と言っていました。昨日、支援活動に入った南三陸町も同じで、佐藤町長からもさらなる灯油と軽油の要請を受けました。報道からはわからない被災地の実態です。

------------------以上-----------------------------

亡くされたご家族、ご友人荼毘に付すために、まだ雪も降る冬のような寒さの中で暖房を我慢しているなんて。。。心が痛みます。

政治家さんのブログの抜粋なんてしたら、政党か何かの回し者かと、ここに来られているみなさんや運営スタッフさんに怒られていまうかもしれませんが、報道では知りえなかった実態なので、現地に行かれた中田さんの感じられた事を壊さないように、あえて抜粋という形で投稿してみました。

ご不快に思われる方がありましたら申し訳ありません。

スタッフさん、私の投稿が違反行為にあたるようでしたら、申し訳ありませんが削除してください。

どうぞよろしくお願いします。

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