MIND BBS 〜掲示板〜

この国の文化度の限界。

石井竜也

13.04.05 12:25

日本は、まだ、オーティズムに対する解決策も、政策も、計画すら出来ていない、ハンディキャップの方々に対する対応のない国と思った方がいいですね。まずこの事実の悲しさを噛み締める事です。事実を、夢とか、希望とかでごまかさない事だと思います。それではどうすればいいのか?答えは未来にあります。今のこの瞬間から、そういう子供達が、可能性を全て消されて生きている事の残酷さを、現実なんだと、思う事からでしか、民意は発展しません。社会が身障者に対して、どういう接し方をしているかで、その国の文化度は計られます。おそらくオリンピックの招致問題も、この辺の意識が高いか低いかにもポイントはあると思われます。いくら歴史があるだの、文明が発達してるだの、お金があると言っても、マクロな政策が障害者に対してまで及んでいるか?は、その国の程度を示す『いい指標』だと思います。つまりは社会的弱者に対しての扱いは、その国の民度を計る大きなポイントだという事です。自転車の走る一本の線も描けていない、日本の道路事情、ましてや、黄色のポツポツタイルしか、出来ていない現状に満足しているとしたら、確かに、欧米から20年は遅れを取っているとしか言いようがありません。東北や、福島の対応を見ても、命への意識が低いと、世界には映るでしょうね。中国を人権を無視した極悪国家とも呼べないと思います。意識をしていれば、必ず行動に反映する物です。だとすると、未だ我が国では、「障害児に対する意識が出来上がってはいない国」と受け取るべきです。そこを自覚しないでは、前に進めません。教育にこの事実をきちんとプログラムとして、常識化して明言すべき事だと、思います。そうする事で、同じ学校の生徒同士での助け合いも、やっと始まる。その事でのイジメの実態は、変化すると見ています。世界の仕組みも子供達は、障害のある子供達から、きちんと吸収すると考えます。世界には実に多様な人間がいて、自分は、その一部でしかない事が解ると、次の行動がある程度の鮮明さを持って、社会に飛び出して行けると思います。つまりは、いたわる気持ちが土台にならなくてはならないはずの教育までも、臭い物にはふたをするの精神で埋められてしまっているのが、現状だと言う事です。違いを楽しむ事は、貴重な事だと言う認識を、子供達には覚えてもらいたいと思います。20年とは、そういう時間です。世代が変わった時に、この問題もまた、常識として素直にしかも自然に受け入れられている事を切に願うほかありませんね。だから、声を出して行く必要があるのです。解りにくい症例もある事でしょう。でも、受け皿が広ければ広いほど、実は安定した社会が築かれるのも事実です。つまり、障害のある子供達、あるいは人たちも、社会構造上は、キチンと一つのピースとして組み込まれている事を、忘れてはいけないという事ですね。

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